【SWクリニック】ジグにフックやリーダーを接続する際の方法や注意点は?
オフショアジギング
シンプルかつ交換がスピーディーなシステムがベスト‼
Answer:中村 豪
ジグとリーダーの接続部分はシンプルで、容易にジグを交換できるシステムであることが理想だ。部品が多いとリーダーが絡む、同船者のメインラインを拾ってオマツリしやすい、ジグのアクションに悪影響を及ぼすなど、デメリットが増えるばかりとなる。
私の場合、金具は溶接リング(もしくは打ち抜きリング)とスプリットリングのみとしている。一般的なジギングではラインがヨレるということはほとんどないのでスイベルは使用していない。
方法は、まずアシストフックの根付け糸を溶接リングに取りつけ、リーダーをそのリングに結束する。そこへ、スプリットリングを介してジグを取りつける。こうすることで、フックはかえずにジグのみを交換することができる上、溶接リングとスプリットリングは1個ずつで済むのでシンプルに仕上がる。
スプリットリングのサイズは、テイルフックなしでジグをぶら下げるだけ(魚の重さがかからない)なら、なるべく小さいものが好ましいが、あまりに小さいとジグがはずれることがある。一方、テイルフックを併用するならそれなりの強度が必要となるためメインラインの強度(実際にはドラグの設定値)とバランスの取れるサイズを選びたい。
私の場合、PE1号未満での釣りなら#4、1〜2号では#5、2〜3号では#6、それ以上のラインではテイルフックをつけて釣りをすることはあまりないのでスミス・WRCスプリットリング60Lbとしている。溶接リングも、リーダーと根付け糸を結んだ状態でスプリットリングの動きが妨げられない範囲で、なるべく小さいサイズを選択する。
リーダーの結び方は、40Lb(12号)までならトリプルユニノットの上で端線を編み込んでいる。50Lb(14号)以上で、特にディープの釣りやドラグをきつく締める場合は、バレーヒル・リーダーチューブなどのプロテクターを介したバナナノットとしている。このノットならば非常に水圧のかかる状況下で強引なやり取りをしても、金属摩擦疲労によるブレイクを回避できる。
スポンサーリンク
※文章・写真・記事などのコンテンツの無断での転用は一切禁止です(詳細はサイトポリシーをご確認下さい)。