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【SHORE SNIPER vol.10】VS大型ヒラマサ・ファイトスキルの向上を目指して…

大型ヒラマサ ファイト1

8月も本命のヒラマサからのコンタクトはありましたが、残念ながらバラしてしまいチャンスをモノにすることができませんでした。そこで今回は私のファイトスタイルについて紹介させていただきたいと思います

Text & Photo 大野 祐

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猛暑に豪雨、台風の連続発生と、気象に振り回された2018年の夏でしたが、みなさまはいかがお過ごしだったでしょうか? 私は8月も台風の合間を縫って磯に繰り出したもののウデか未熟なのか、巡り合わせがわるいのか、何度かヒラマサからのコンタクトはありましたが、結果としてはダツが1匹れたのみ。本命魚はキャッチできませんでした。

そんなわけで今回は釣行レポートではなく、私のファイトスタイルについて紹介させていただきたいと思います。これまでキャッチしてきた数十匹のヒラマサと、それ以上のバラシの経験を踏まえ、さらに切磋琢磨している友人たちと考えて実践しているスタイルについて紹介したいと思います。

迷いをなくすために…

まず、大物とのファイトにおいて「こうすれば大丈夫」「こうすれば取れる」という方法はないと思っていますし、どんな魚でも100㌫キャッチできる方法など存在しません。

フックアウトにフック折れ、リーダーブレイクにPEブレイク、根に巻かれてしまうなど、さまざまな要因でヒットした魚の何割かには逃げられてしまいます。理由はどうあれ、バラしてしまえば悔しいものですが、その中で私は少しでも後悔しない、納得できるバラし方となるようなファイトを心がけています。こうした心構えで挑むことにより、ファイト中の判断や行動にも迷いがなくなると感じています。

バラシの要因はいろいろとありますが、私自身が受ける精神的ダメージの大きさは次の順となります。

①リーダーブレイク
②PE(メインライン)ブレイク
③根に巻かれる
④フック折れ
⑤フックアウト

フックアウトは「仕方ない、ツイていなかった」と割り切れますが、リーダーブレイクは大きな敗北感を覚えます。

タックル選択

さて、ここから実戦的な内容を紹介したいと思いますが、まず万人にベストなタックル・セッティングやスタイルというものは存在しません。

アングラーによって体力や経験、スタイル、また竿を出すフィールドや状況もさまざまです。ヘビータックルによるガチガチなファイトでもラインブレイクすることがありますし、かなりライトなタックルでも取れるときは取れます。

しかし、間違いなくいえるのは、ヒットした魚に負荷をかけるほど、魚は早く弱って早くランディングできるということ。そして、ランディングまでの時間が短ければそれだけリスクも減り、バラす確率も下がると考えています。

ですから、自分自身が使いこなせる(投げ続けられる、操作できる)ことを前提に、よりヘビーなタックルで挑むのがよいと思います。重過ぎて疲れてしまい、キャストができなくなってしまえば元も子もないので、自身の体力に合わせたタックルを選択をして下さい。

大型ヒラマサ ファイト2

特に足場のわるい磯で自身の体力では扱いきれないなタックルを使用するのは禁物。事故にも繋がりかねない部分なので慎重に選びましょう。

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