【アジング】アクションの緩急を駆使してさらなる釣果アップを実現!! | SWマガジンweb | 海のルアーマンのための総合情報メディア - Part 3

【アジング】アクションの緩急を駆使してさらなる釣果アップを実現!!

PEラインとエステルの使い分け

軽量なリグを扱うライトゲームではラインがアクションに及ぼす影響は想像以上に大きい。その点を考慮して私はPEとエステル系ラインを状況に合わせて使い分けている。

●PEライン…できるだけPEを使うのが理想だと考えている。最大のメリットは強度があるぶん力強い合わせを入れられること。ノド奥のかたい部分にフックアップさせるにはそれなりのパワーが必要となるため、瞬発的な負荷に弱いエステルラインでは合わせ切れの心配もある。また、浮力があるぶん縦の動きやスローなアプローチを演出しやすい。そのためメリハリのあるアクションがつけやすい。

●エステル系ライン…ライン自体に張りがあるので軽量なリグでも飛距離がでやすい。また、比重が高いので厄介な横風にも対応しやすく、ラインのなじみがよいぶん、横の動きが得意といえる。ただ、PEと比べるとラインが沈むぶんレンジキープのリーリングが速くなるため、スローな動きは演出しにくい。

アジング 釣果アップ5

実戦プラクティス

ポイント選択としては流れがあってヨレができる場所であれば問題はない。さらに、常夜灯周辺で明暗の境目ができるような場所がベストである。アジは常夜灯下の明部でライズしていることもあるので常に明かりの中心にいるとイメージしがちだ。しかし、そこにいるのは捕食スイッチの入った個体であり、普段は明暗の境目周辺、光量が落ちる沖目や底層付近など、身を隠せるような場所で待機しながら流れてくる餌を待ち構えていることが多い。

そして、サイズが大きい個体ほど潮流につくようになるので、流れの要素も加味してキャストポイントを設定すると釣果に繋がりやすい。ただ、流れが速過ぎるときは、餌が溜まりやすくてアジ自身も定位しやすい潮ヨレに集まる傾向がある。

明暗の境目や潮流の変化などもアジがつくストラクチャーの1つととらえ、狙い目を絞り込んでいくといいだろう。視覚情報とロッドから伝わる感触を頼りに何かしらの変化を捜し、そこを集中して狙いたい。

アジング 釣果アップ6

まずは変化をくまなく探るように心がけ、突破口を広げたい。

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アプローチのコツ

アピールしながらアクションに緩急をつけ、ナチュラルな動きで食わせるにはメリハリをつけやすい軽量なジグヘッドリグが有利だ。

基本は巻きの釣りからスタートするが、反応がない(もしくは反応が薄い)ときはショートジャークによる速い動きから、ややテンションをかけたフォールで誘う。30㌢ほどの振り幅でティップを数回動かし、フォール時はナチュラルに落とすことを意識する。このとき、ラインを張り過ぎると吸い込みシロがなくなってミスバイトに繋がるので注意したい。

沖の明暗部や潮ヨレなどを狙う場合は3~5㌘のスプリットショットリグを多用する。アクションパターンはジグヘッドと同様だが、やや大きめに操作しないとシンカーのみが動くだけとなるので、しっかりとテンションをかけてシンカーを止めるようなイメージで操作する。

そうすることでシンカーの後方にあるワームがメリハリのある動きになり、アジの側線を刺激する。

暗→明のトレースが有効‼

経験上、暗部から明部へとリグを通す方が食いがよいと感じている。そのため、流れの方向を考慮し、潮かみから暗部へとリグを流し込めるように立ち位置を設定する。

理由は定かではないが、暗いところを背にしたくないという魚の防衛本能が関係しているのかもしれない。さらに、暗部から急にリグが現われることによるリアクション的な効果があるとも考えられる。

スプリットショットリグでの釣り

リグ自体のウェートは重くてもシンカーが沈んでリグを引っ張るまでのタイムラグを利用すればナチュラルなアピールも演出できる。そのため、アクションの緩急をつけやすい万能なリグともいえる。

難点は十分な吸い込みシロを作れないこと。フォール中はしっかりとラインテンションをかけてシンカーを引っ張り、リグの沈下速度をできるだけ抑えるように心がけたい。

アジング 釣果アップ7
アジング 釣果アップ8

食いが渋いときはシンカーとワームの距離を少し長くし、タイムラグによる食わせの間を少しでも長く稼ぐようにしている。

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