充実度120㌫を実現するオトナの夜遊び【アジング編】
スプリットショットリグの使い方
次に考えるのはジグヘッドですが、前述のように私は硬めのロッドを使用しています。だからジグヘッドを軽くすると何をしているのか分からなくなるため、スプリットショットリグに変更します。フックは吸い込みやすいフライフック単体をセット。シンカーはゴム張りオモリの3B(1個)です。したがって、ウェートは1㌘のままです。
スプリットの場合、シンカーを上下させてもフックの位置はかえずにトレースすることが可能です。さらに、アクションを大きくするとシンカーにつられて大きく上下に動かせます。これをリーダーの長さをかえて経験することが大事です。
ゴム張りオモリを使う理由はここにあります。シンカーの位置をフックから10㌢、20㌢、30㌢と自由自在にかえられ、深場を攻める場合は追加することもできます。アジがプランクトン系のベイトを捕食しているときにワームを小さくしてもそれが可能です。
他にも砂地でヨコエビを捕食している場合でもシンカーを先に着底させ、流速でフワフワとワームを沈めて食わすこともできます。ただし、流速引きをするとバイトが小さくなり、ロッドにアタリがでません。このようなときは違和感を察知するか、無風のときはライン変化でアタリをとります。
また、潮かみにキャストして流速よりやや遅めにトレースしながら沈め、その後に流速でトレースするとラインは張らず緩めずの状態になります。これならアジがチェイスしてきて吸い込んだ動きがラインにでます。
この場合、ラインがフッと動くだけですが、瞬時に合わせを入れる必要があります。遅れるとアジが反転してハリ掛かりするのですが、これでは口の横に掛かってバラシの原因となります。だから、反転する前(口の奥に入ったとき)に合わせる必要があり、これができれば確実にキャッチ率が上がります。
あとはメタルジグに慣れることも釣果を上げる一手です。遠投がきいてフグや磯ベラの攻撃にも耐えられます。シャクッて誘い、送り込んで食わせる感覚がわかれば安定した釣果が上げられるでしょう。
[spacer] [spacer](SWゲームフィッシングマガジン 2014年9月号より)
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