【SHORE SNIPER vol.9】巨魚のパラダイスにアタック!!
釣り人の憧れのフィールド、小笠原諸島・母島の磯にアタックしてきました。さまざまな巨魚が待ち受ける現地の沖磯ですが、果たしてその結果は…!!
Text & Photo 大野 祐
堤防で巨大なマダラハタがヒット!!
東京にあるユネスコ世界自然遺産であり、 国内でありながら訪れるのにかなりの時間を要する小笠原諸島。巨魚のパラダイスといえるほどのポテンシャルを誇り、釣り人の憧れのフィールドとなっています。7月初旬、そんな小笠原・母島への遠征を敢行しました。私自身、当地を訪れるのは今回で3度めです。
小笠原へのアクセスについて簡単に説明すると、唯一の交通手段となるのは船(おがさわら丸)。通常は最短(1航海)で6日間の航程がそのまま遠征の日程となります。もちろん2航海や3航海、つまり12日間や18日間で日程を組む釣り人もいますが、私を含めた大半の人は6日間の休みを取得して1航海のスケジュールで現地を訪れているのではないでしょうか。
往路は午前11時に東京都・竹芝を出港し、24時間かけて約1000㌔を航行。翌日の11時に父島の二見港に到着します。さらに、そこから「ははじま丸」に乗りかえて2時間、竹芝を出港して実に27時間後の午後2時に母島・沖港に到着します。
[spacer]到着した日の午後と最終日の午前中は短時間ながら堤防などで釣りを楽しむ時間がありますが、6日間の日程で終日釣りができるのは2日間だけ。非常にコスパのわるい遠征のように思えますが、そのポテンシャルは費用と労力に見合う、あるいは余りあるほどの魅力を秘めたフィールドであると断言できます。
今回は7月4日に竹芝を出港して翌5日の午後に母島に到着。毎回到着日は沖港の堤防でライトゲームを楽しんでいます。今回もテトラ際で根魚を狙うと、想定外のサイズがヒット!! 何度もラインを出されながら苦労してキャッチしたのは78㌢、7.5㌔の巨大なマダラハタ。いきなり母島のポテンシャルをまざまざと見せつけられました。
ちなみに、この堤防では前月に50㌔オーバーのGTがキャッチされていますし、朝まづめには巨大なイソマグロも回遊してきます。
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