夏のロックショア・シイラゲームを快適に楽しむコツとは? | SWマガジンweb | 海のルアーマンのための総合情報メディア - Part 2

夏のロックショア・シイラゲームを快適に楽しむコツとは?

シイラゲームの醍醐味

シイラのトップウォーターゲームの魅力はチェイスや捕食のタイミングなど、魚の動きがすべて目視できること。ルアーの種類や操作法で魚の反応がかわったり、食わせの間の取り方しだいで釣果に差が出ることも多くなります。

追い気があってスレていないシイラは、ルアーを見つけたら猛然と襲いかかってきます。特に複数の群れの場合はルアーを奪い合うように何度も激しくアタックしてくるので非常に興奮します。

このようなときはとにかく目立つようにトッププラグを操作するのが楽しくておすすめです。大きく派手にアピールすれば離れた場所にいるシイラもルアーを見つけやすくなり、横飛びですっ飛んできて激しくルアーにアタックします。

ただ、何度もルアーを見るとやはり反応がわるくなり、魚は目視できるのになかなか口を使わないという状況になってしまいます。しかし、実はここからがさらに楽しいシイラゲームの始まりです。手持ちのルアーをローテーションしたり、ルアーの動かし方による反応の違いを見たり、着水音に工夫したり…。とにかくいろいろと試し、魚の反応をつぶさに観察することでスキルアップが実現できるはずです。

ロックショアゲーム・シイラ4
目視できるという長所を生かして、大幅なスキルアップを実現しましょう!!

シイラ攻略のキーとなる「潮」を見るコツ

ショアで確率の高い釣りをしようと思えば、まずは潮を見ることが重要です。シイラは潮に乗り、潮目に沿って回遊しています。沖合から岸に潮が当たっているエリアを見つけることが釣果アップの近道です。

潮流が押すようにショアラインに当たっていれば沖磯はもちろん、奥まった地磯のポイントでも十分にチャンスがあります。逆に潮裏になる場所は避けるのが賢明でしょう。

潮を見るコツは潮目の動きをよく観察すること。ひとことに潮目といっても実にさまざまですが、たとえば岸と直角(縦)の潮目がショアラインまで届いているエリアはシイラの回遊があるものの、バイトが単発で続かないケースが多くなります。それよりも本命となるのは岸と平行(横)に伸びている潮目であり、この動きに注目します。

よい潮がついているときは横に伸びる潮目がショアラインにベッタリと押しつけられます。この状態になれば磯際までシイラが回遊してくる可能性が高く、大チャンスです。潮の押しが強いときは次々と新しい潮目がショアラインに押し寄せられ、シイラの回遊が続きます。

ロックショアゲーム・シイラ5
磯では潮の状態をしっかり観察することが欠かせません。特に潮目が岸と平行に伸びているときはチャンスです。

シイラ狙いのタックル

ルアーは丈夫なものがおすすめ。タイプの違うトップウォータープラグを数種類ずつ用意しておけばヒットパターンが偏る場面にも対応できます。各ルアーの持ち味を生かしつつ、自分なりの扱い方を見つけるのは楽しいものです。

ロッドは青物用なら問題なく使えます。10~12㌳クラスで60~80㌘のプラグがキャストできるものを選べばいいでしょう。リールはダイワ製品なら3500~5000番、ラインはPE2~3号、リーダーは40~60 LbでOK。なお、ランディングツールは基本的に玉網を使用していますが、キープ前提の場合はロングギャフを使います。破損することも多いので強度の高いものを選びましょう。

ロックショアゲーム・シイラ6
ルアーによる反応の違いを見るのも楽しいもの。さまざまなタイプを用意して挑みましょう。

最後に、シイラは取り込んでからもかなり暴れます。フックを外すときに手に刺さったりすると大変なことになるので、細心の注意が必要です。したがってフックはバーブレスをおすすめします。シングルフックにするのもいいでしょうし、とにかく事故のないように注意して下さい。

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