爆釣に導く夏の超攻撃的スタイル【アジング編】
フォールの使い方
汽水域でベイトについているアジを狙う場合も、まずは捕食しているゾーンをとらえることが攻略の第一歩となる。そのうえで海水域の項でも説明した「見切りをいかに打開するか?」という視点をプラスする。
アジがベイトフィッシュについている場合、明暗を分けるのがフォールの使い方だ。通常のアジングではフォールを絡めてアタリをだすことが多いと思うが、そのフォールによってアジが追い気をなくすということがある。
これも海水域のデイゲームで見ることができるが、リトリーブなどでレンジをキープしていると、それについたアジがフリーフォールを入れた瞬間、もしくはカーブフォールで推進力を落としたときに興味を失ったように反転する。このような現象はトラウトやシーバスゲームでも見られ、トゥイッチで派手にアクションさせたミノーに猛追する魚がアクションをやめた途端に反転する。止めることで食うときがある一方で見切られることもあるのだ。特にジグヘッドが水の壁際で反転流に乗っているときは、そういう状況に遭遇することが多いと感じている。
アクションとしては反転流に合わせて一定レンジをトレースしながら、ときおりシェイクでピピピッと生命感を与える。あえて少しレンジを上げるようにスイミングさせるのもアリだ。バイトゾーンをとらえているはずなのにテンションフォールで反応がないときには、レンジはそのままでルアーを泳がせ続けるパターンも試してほしい。
《汽水域での参考タックル》ロッド=がまかつ・LUXXE 宵姫 華 S74L-solid/リール=ダイワ・イグジストLT1000S-P/ライン=サンライン・スモールゲームPE-HG0.2号/リーダー=サンライン・スモールゲームリーダーSV-1 4Lb/ジグヘッド=がまかつ・コブラやラウンド型の0.5~2㌘
(SWゲームフィッシングマガジン 2015年8月号より)
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