【WINDING TRAIL vol.2】SUP & ボート、シュートジギングでヒットのソースを求める!!
ウサギとカメのエトセトラ
SUPは移動の際もたつくのだが、ミニボートだと短時間で移動可能である。スモールボートがウサギだとしたらSUPはカメ並み。カメといっても早めに漕いで時速5~6㌔程度。人間の速足よりちょっと早いぐらいなのでジョグ程度(?)だ。そう考えるとSUPは決して早くはないが、遅くもない。
また、水面を滑る感じで進むので魚探振動子への泡噛みもなく、魚探を使ってじっくりとポイントを探るのに最も適している。操舵に関しては今のところハチドリのような片手パドリングで位置を修正し、ピンポイントに定位することが可能なSUPが有利であるように感じている。
いずれにせよ、それぞれ一長一短があるわけだが、ミニボートに関してはまだ素人なので操舵にもっと慣れたころにレポートしようと思っている。
[spacer]ステルス性能・浅場でのシルエットの影響
魚探にジグを映して釣るということはバーチカルなアプローチとなる。ここで気になるのがやはり双方の魚に与えるプレッシャーだ。エンジンをかけた状態のボートでナブラに近づくと浅場の反応はスッと顕著に沈む。バウモーターで近づいてもそうなのだが、エンジンで近づくよりは断然マシなようだ。
シュートジギングは単にエンジン音だけでなく、ボード、ボートともにシルエットや影を水中に落としている。ショアのシャローで魚を捜すときに「個体」ではなく「魚の影」を捜すのだが、それと同じようなことがボードやボートでも起こっているのだ。
宙層に濃いベイトの群れがいたり、濁りがブラインドになったりすれば、魚の反応が違うのでファインダーを見ていておもしろい。しかし、そのような条件を抜きにして静かに魚に近づくことを考えると、同エリアでもSUPでは釣れてプレジャーボートでは釣れなかったことがある。これを不思議に思っていたのだが、水中のさまざまな角度から見えるボードとボートのシルエットを比較すると、何となく理由が分かって納得したしだいである。
以上が現状でのシュートジギングにおけるボードとボートの比較だが、他にも検証していきたいことがたくさんある。1匹に出会うまでの過程を存分に味わいながら今後もそれらを追求していきたい。
[spacer]SUPフィッシング関連の情報
SUPフィッシングに興味をお持ちの方は、ぜひ以下のリンク先の情報をご覧下さい(情報提供…UZU Sports Fishing lab.)。
■SUPフィッシングのルール&マナーについて
■遂にSUPフィッシング流行の兆し(各立場の方へのアドバイス)
■SUPフィッシングのエントリー方法(動画)
■スタンドアップパドルへの再乗艇(動画)
【新名啓一郎・プロフィール】
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