【オフショアキャスティング＆ジギング VS 青物】状況に応じた２パターンの戦略で挑む‼

攻略のコンセプト

ジギングでのアクションパターン

波やウネリによる船の上下運動を利用すればよりラクな釣りが展開できる。タイミングとしては船が上がりきったタイミングでジャークを終わらせること（上がる途中で竿をシャクり終えると抵抗が大きくなるため、上下運動が一瞬止まった隙に次のジャークを繰り出すイメージ）。

そして、船が下がるのに合わせてラインスラックを出すことで、フォール時間を稼げるというメリットもある。このパターンなら同じようにシャクッても自動的にスピードの変化が生まれるのでおすすめだ。

デッドベイトジャークの演出方法

①ジグに初速をつけるため、２秒間に５㍍ほどの巻き上げ速度でジャーク。
②大きなジャークを入れ、ジグをタテ方向にスライドさせてラインスラックを出す。
③小さくてスイープなジャークを３回ほど入れ、竿先を下げてラインスラックを出してフォール（水平ヒラヒラフォール）。

※このジャークのコンセプトは水面に追われて傷つき、瀕死の状態で必死に泳ごうとするベイトを演出すること。瀕死の状態で痙攣しながらゆっくりと降下していくようなイメージでアクションさせる。

キャスティングでのアクションパターン

ジギングと同様に１回のアクションでバイトさせるわけではなく、線のアピールでバイトに持ち込む。

具体的にはプラグから放たれる飛沫で飛行機雲のような軌跡を演出してアピールする。特にこの時期の青物には着水と同時にドッグウォークで泡の軌跡を作り、派手に飛沫を上げるＳ字アクションでアピールするのが効果的だ。

《参考タックル》 （ジギング用）ロッド＝6.3㌳クラス／リール＝シマノ・ステラ10000ＰＧ／ライン＝デュエル・ハードコアＸ８ 3号／リーダー：ＹＧＫよつあみ・ガリスキャストマンアブソーバー60Lb／ジグ＝ゴーヘ・スキャナーレベルフォール150㌘、200㌘／フック＝カツイチ・デコイ パイク4/0／ジグ＝ゴーヘ・スキャナーレベルフォール／カツイチ・デコイパイク4/0 150㌘、200㌘ （キャスティング用）ロッド＝7.6㌳クラス／リール＝シマノ・ステラ10000HG／ライン＝ＰＥ4号／リーダー＝ナイロン80Lb／ルアー＝カーペンター・BC-γ60-180、タックルハウス・フィードポッパーCFP120／フック＝オーナー・スティンガートリプルフックST66 3/0

（SWゲームフィッシングマガジン　2013年７月号より）