【スローピッチジャーク VS ハタ】ジグアクションにキレを出せるセッティングを追求!!
攻略のコンセプト
この手の魚も青物と同じで、追わせて食いつかせることが基本となる。ただ、青物と異なるところは狙う範囲の狭さだ。特に天然漁礁の場合は大きく隆起したポイントが少なく、人工漁礁のように根の高さで魚の住みわけがあまりないように思える。せいぜい底から10㍍までの範囲だろう。その中でどれだけジグをナチュラルに動かせるかが攻略のキモになると思う。
人間が考えるようなパターンはないと思うが、この魚を狙っていて感じるのは朝夕の時間帯で反応がよく、特に朝の1投めにヒットするケースが多いということ。そういったことからも朝の時合はとにかく見せて、追わせて、食いつかせるということを第一に考えてタックルをチョイスしている。
[spacer]光量が少ない時間帯のセオリー
この時期、僕のホームである伊豆半島では黒潮特有の藍色の潮となるため、透明度の高い潮色にカラーをなじませるパターンと、逆に目立たせるパターンの2通りを念頭に置いている。
ただ、魚はいつアタックしてくるか分からない。そのタイミングでジグが海中にない(ジグを変更するために上げている)ことだけは避けたいので、4種類のカラーバリエーションしか用意していない。具体的には片面グロー+シルバー、片面ゼブラグロー+シルバー、ブルーシルバー、オールシルバーの4パターンである。
ローテーションのタイミングは気分しだいというのが正直なところだが、朝イチは光量も少ない状況なので片面グロー+シルバーか片面ゼブラグロー+シルバーグローとして光で目立たせる。日中はグローが入っていると極端にアタリが少なかったり、ゼブラしかアタッてこないケースもある。そういったことからもやはり気分しだいでチョイスするのが得策かもしれない。
《参考タックル》ロッド=がまかつ・ラグゼオーシャンアルメーアB67(全機種)/リール=シマノ・コンクエスト300HG、オシアジガー1500HG、オシアジガー2000HG/ライン=サンライン・PEジガーULT1.5~2.5号/リーダー=サンライン・ブラックストリーム6~10号/ジグ=シーフロアーコントロール・クランキー230~290㌘、ディープライナー・CX250~400㌘など/フック=がまかつ・ジギングフック鎌鼬3/0、4/0
(SWゲームフィッシングマガジン 2013年7月号より)
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