【スローピッチジャーク VS ハタ】ジグアクションにキレを出せるセッティングを追求!! | SWマガジンweb | 海のルアーマンのための総合情報メディア

【スローピッチジャーク VS ハタ】ジグアクションにキレを出せるセッティングを追求!!

スローピッチジャーク ハタ狙い1

夏場に最盛期を迎えるハタジギング。ただし、二枚潮が発生しやすいこの時期はさまざまな対策が必要となるから…

解説:加藤啓之

ハタジギングの概要

僕は1年を通して底物を狙っているが、特に6~8月はハタが最盛期を迎える。ホームの伊豆半島などでは黒潮の接岸にともない、近海をはじめ伊豆七島回りなども潮が入れかわるタイミングだ。緑がかった春潮からカンカンの藍色の潮色へとかわり、潮流も極端に速くなる時期だ。

その中で基本的には天然礁を狙うことになる。実釣パターンとしては、まずはその日の潮の速さを確認し、ジグのウェートやジャークスピード、フォールの比率などをいろいろと試してヒットパターンを探っていく。

ジグにアタックしてくるのは上げ3、フォール7ぐらいの割合だが、この時期は極端な二枚潮が発生しやすい。そして、その影響でフォールが入らないケースがほとんどだ。そのような状況では以下の対策を講じている。

①着底後に3㍍ほど速巻き。
②ジグを落下させない程度の1/2ピッチを2~3回刻む。

以上を1セットとして、このパターンを2~3セット繰り返す。

このパターンでは潮にラインを持っていかれないようにするのが第一の目的だ。

スローピッチジャーク ハタ狙い2

これで反応がない場合はジグサイズを大幅に大きくし、強引にフォールさせる作戦に切りかえる。ラインにかかる潮の抵抗はかなりのものなので、極力ラインを細く、フックを小さくして対応。ジグサイズは潮にもたれたラインを引っ張っていける、またラインを背負っていてもジグの重みでイレギュラーなフォールが演出できるウェートを選択する。

この潮の速さでこのサイズというセオリーはなく、ラインが水面に入っていくスピードで、アタリが多くでるウェートを見つける作業が必要になる。

とにかく実釣では上げでも下げでもジグのアクションにキレを出すことができるセッテイングを追求することだ。

スローピッチジャーク ハタ狙い3
スローピッチジャーク ハタ狙い4
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