【ショアジギング】メタルジグのアクションを完全マスター‼《後編》
ロッドワークのバリエーション
実はこれがキモであり、数え上げたらキリがないほどだが、大まかにパターン化することは可能だ。 [spacer]ジャークのパターン
①リールのハンドルを素早く1回転させながらロッドをグイーッと長めのストロークで引っ張る感じのジャーク。止めたときに多めの糸フケが生じる。
[spacer]②ハンドルを素早く1回転させながらロッドをコンッと短く引く、当てるような感じのジャーク。糸フケは少ししか生じない。
[spacer]③ハンドルを素早く1/2回転させながらロッドをごくわずかだけ動かすジャーク。糸フケはほとんど生じない。このパターンはⒹのメタルジグでのみ行なう。
[spacer]④ダイビングペンシルをジャークするときのように、ハンドルを巻きながらグルグルッというメタルジグのバイブレーションを感じられるようにロッドを横方向へ引くロングジャーク。
[spacer]ジャーク後の動作のパターン
㋐ジャーク後に素早くロッドを倒して急激に糸フケを作る。
㋑ジャークとロッドを戻す動作をリズミカルに繰り返す。1サイクルごとに適度な糸フケが自然に生じる。
㋒ジャーク後、その場にメタルジグをステイさせるイメージでロッドをしばらくの間立てておく。
これらのパターンをさまざまに組み合わせることで、使用するジグの特徴を引き出したアクションを演出できる。
たとえばセンターウェート系のメタルジグを大きく左右にダートさせたいなら①のジャークで㋐の糸フケの出し方が適している。
リヤウェート系のジグ使用時に②のジャークで㋑の糸フケの出し方をすれば、グルングルンという感じのこのタイプの本領といえるアクションを引き出せる。また、④のジャークをすればミノーでのストップ&ゴーのようなおもしろい動きが得られる。
ハイブリッド系のメタルジグであれば①のジャークをすれば横方向へダートさせられるし、②のジャークをすればグルンッと小気味よいアクションを起こさせることができる。
スローピッチ系のメタルジグは短いストロークで十分アクションを起こすから③でよい。根魚狙いにも非常に効果的なパターンだ。
この①~④と㋐~㋒を身につけておけば組み合わせをかえることでバリエーションが増やせる。後はジャークを繰り返すテンポと糸フケを出している間の取り方に変化を持たせればより幅広いターゲットや状況に対応できるはずだ。
なお、水の透明度が高くて波立ちの少ない港内などで、水中のジグの動きを観察しながらいろいろなロッドワークを試してみることをすすめたい。各メタルジグの特徴が引き出せたときの自身の動作やロッドの跳ね返り方を覚えておき、釣り場で的確に使いわけることができれば釣果アップに繋がるだろう。
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