【オフショアキャスティング】ナブラの種類、海鳥の飛び方に注目してブリを攻略 | SWマガジンweb | 海のルアーマンのための総合情報メディア - Part 3

【オフショアキャスティング】ナブラの種類、海鳥の飛び方に注目してブリを攻略

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具体的な実践法

ジグミノーを操作するときはロッドを立て、水面から飛び出すか飛び出さないかぐらいのスピードで水面に波紋を残しながらトレースする。このとき、チェイスの有無をしっかりと確認するようにしたい。

ポッパーの場合はそのときの捕食音をよく聞いて同じ音を演出するように心がける。「バホッ」、「ボゴッ」、「パシャ」といった具合にリーリングスピードとタイミング、インパクトのつけ方などで音を調整する。

ダイビングペンシルの場合はトゥイッチで5㍍ほどアピールした後、ホウキを掃く要領のロッドワークでダイビングさせる。また、私の場合はダイビングさせずに水面でS字軌道を描き、ポッパーのように捕食音を演出するパターンを多用しており、このアクションでの実績は非常に高い。

現場でしかできない検証を繰り返す

トップゲームでのヒット率を上げるには、やはりそれなりの経験を積む必要がある。私自身、これまで15年以上に渡って毎シーズン通い詰め、トライ&エラーを繰り返してきた。毎週乗船しているジギング船ではシーズンオフでもキャストの練習と感覚を失わないように、必ず1組はキャスティングタックルを持ち込んでいる。

この釣りを始めたころは、1日キャストを繰り返してノーヒットという結果も多かった。全員がボウズのときもあれば、特定のアングラーのみが連発させることもあった。状況に合わせきれていないのか? キャストのタイミングがわるいのか? コントロールがわるいのか? 見極めができていないのか…?

いずれにしても、そのようなときは次の一手を捜すチャンスと考え、フィールドでしか実践できないことを試して感じてみてほしい。たとえば、船上でのキャストは陸上のそれとは大違いである。不安定な足場から狙いのポイントへイチ早く、かつ正確にキャストできるようになればチャンスはおのずと広がる。

また、乗船したら移動中であっても常にロッドを持ち、ラインを指にかけて海の変化を注意深く観察すること。チャンスと感じたらすぐにルアーをキャストし、正確にポイントにアプローチするスキルを身につけたい。船長は長年の経験によって鳥山を見つけたり、わずかな潮目を見つけたりするが、自身も同時にそれを察知できるようにしたい。

また、1日を通してキャストを繰り返す中では自分なりに実験的なことも試したい。私自身、海鳥対策としてイワシカラーのルアーの上にマークをつけることの有効性を自ら発見した。マッチ・ザ・ベイトでルアーを選択すると、海鳥がルアーを目がけてアタックしてくる。このとき、蛍光テープなどを貼りつけるだけで海鳥のアタックを阻止できるのだ。

このようなことを1つずつ試していき、ヒットに持ち込むことができれば自身の引き出しが増える。この積み重ねでさまざまな状況に対応できるようになり、消去法で答を導き出せるようになるはずだ。

オフショアキャスティング ブリのナブラ撃ち

自分なりに確信を得るまでの過程も大きな楽しみの1つ。フィールドがさまざまなことを教えてくれる。

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