スジアラ狙いのロックショアゲーム
スジアラのヒットパターンと夏以降の展望
この日は朝イチに反応があり、それ以降は11時まで沈黙という釣況だった。そして、ちょっとした潮流の変化で魚の活性が上がり、2匹のスジアラと美味な赤い魚たちを釣ることができた。スジアラは今回のように朝イチに瀬回りの狭い範囲を回遊し、日が高くなると居着きやすいブレイクのエッジや海溝(スリット)などに潜んでいることが多い。その中で魚がいるのがわかれば、長い目で見てアプローチを続けることが重要だ。ちょっとした潮の変化により魚が反応するタイミングが必ず訪れるので、気長にアプローチすることでチャンスが巡ってくることだろう。ただし、スレやすい魚なのでルアーの見せ過ぎは厳禁である。
今回の釣行でも潮が変化したタイミングでチャンスが訪れ、本命のスジアラをキャッチすることができた。
今後の予測としては、7月中はまだプリスポーンの個体が狙えるが、前述のように8月(高水温期)になるとはいったん釣果が落ち着く。そして9月に入って水温が少し下がり出すと再びショアから狙える好シーズンとなり、11月いっぱいぐらいまで楽しめるはずだ。
なお、ヒット後は底へと一気に潜る魚なのでラインを切られてしまうことも多く、なかなか簡単には浮いてくれない。攻略の難易度が高めの魚ではあるが、そのぶんキャッチしたときの喜びは大きく、帰宅後には食の楽しみを味わわせてくれる。みなさんにもそんな魅力的なロックショアゲームをぜひ1度体感してほしい。
スジアラは鍋にしていただくのがおすすめ。皮と身の間にコラーゲンがたっぷりと含まれいてたまらなく美味だ。
補足
※今回ご紹介したスジアラと姿形が似たコクハンアラという魚がいます。スジアラは胸ビレが黒くないという点が特徴ですが、見分けが難しい場合があります。掲載の写真からは決定的な確信が得られないというのが正直なところですが、今回は「ヒレがオレンジがかっている、斑点が多い、目の回りにリング状の青色帯が入っている」という3点を判断の基準にしましたことを、最後に補足として説明させていただきます。以上、ご理解いただければ幸いです。
使用タックル
プラッギング用
【ロッド】
ダイコー・ロッキーショア106/14
【リール】
シマノ・08ステラSW10000PG ※ニューモデルあり
【ライン】
ダイワ・ソルティガ12ブレイド5号
【リーダー】
サンライン・トルネード ベーシック船ハリス20号(5ヒロ)
【ルアー】
シマノ・オシアペンシル185F
パープルイズム・ジュロク150F
ライトリグ用
【ロッド】
シマノ・コルトスナイパーS1000MH
【リール】
シマノ・ツインパワー4000XG
【ライン】
ダイワ・ソルティガ12ブレイド2号
【リーダー】
サンライン・トルネード ベーシック船ハリス10号(2.5ヒロ)
【ルアー】
エコギア・バルト4㌅、6㌅
ゼスタ・タッチダウンストロング35㌘(♯5/0)
ゼスタ・タッチダウンストロング56㌘(♯7/0)
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