スジアラ狙いのロックショアゲーム | SWマガジンweb | 海のルアーマンのための総合情報メディア - Part 3

スジアラ狙いのロックショアゲーム 

再び本命がヒット!!

満潮を迎えて潮流が少し緩んだかと思うと、今度は北から南へと激流が走り出した。ここであらかじめ狙いをつけておいた水道のスリットにワームをキャストしてスイミングで誘う。このパターンでときおりアカハタやイッテンフエダイ(黒点)が食ってくるがスジアラからの反応はない。

時刻は11時を回り、潮位が幾分下がったタイミングで狙いのスリットに湧昇流が発生した。水面が鏡のような状態になり、足もとのスリットを覗き込むとエッジ部分でゆったりと泳ぐスジアラを発見!! 気を落ち着かせてアップ気味にワームをキャスト。いったん底まで落とし、やや速めのスイミングでスリットの壁を舐めるように引いてくると「コンッ」というアタリが!! すかさず合わせるとフッキングが決まり、魚はゆっくりと力強くラインを引き出して潜っていく。

一度は止めることに成功したがセカンドランで再び潜られ、PEが足もとのハエ根に擦れそうになったのでラインフリーで対応するが、次にテンションをかけたときにはフックアウトしていた…。間違いなくスジアラの引きであった 。

悔しさがこみ上げてきたが、この日、初めてスジアラに口を使わせることができたということで少し安堵。30分ほどポイントを休ませることにした。

強気のファイトで待望のスジアラをキャッチ!!

時間を空けて先ほどのポイントを再度ワームのスイミングで攻めると、同じスリットでチェイスを確認!! ルアーをいったんピックアップしてやや沖にワームをキャスト。宙層あたりまで沈めてからリトリーブを開始すると「ゴン」とヒット!! またもや力強くラインを引き出されるが今度はハンドドラグで応戦。魚が止まったところでプレッシャーを与え続けて必死にリールのハンドルを巻くという攻めのやり取りを展開したところ、ラインを擦られそうになることもなく魚が浮いてきた。

ここからはあらかじめ想定していたズリ上げ場所まで魚を誘導して無事にランディング。キャッチしたのは茶色のスジアラで浅根に居着く個体はこのような体色のものが多い。いずれにしても何とか本命の顔が見られてひと安心。家でおいしくいただくためにギリギリまで生かしておこうと魚をロープに繋いで釣りを再開した。

すると、同じアプローチでもう1匹追加!! 今度は赤い体色の個体であった(個人的には赤色の個体の方が美味なように思う)。魚の活性も上がってきたようだが、残念ながら時刻はすでに12時を回っている。瀬上がりの時間となり、後ろ髪を引かれる思いで納竿とした。

ロックショアゲーム スジアラ5
ロックショアゲーム スジアラ6

釣った魚をおいしくいただくために実釣時間を削ろうとも手を抜かない。納竿直前まで生かしておき、処理して持ち帰る。

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