【ショア青物ゲーム】激戦区の堤防で結果を残すには? | SWマガジンweb | 海のルアーマンのための総合情報メディア - Part 2

【ショア青物ゲーム】激戦区の堤防で結果を残すには?

状況に合わせたアプローチパターン

●トビウオパターン…青物は明るくなり始める時間帯からトップに反応するようになるため、暗いうちからスタンバイしておきたい。最初はダイビングペンシルを使用。トビウオについた青物は13~16㌢のダイビングペンシルに好反応を示す(イワシやコウナゴなどがベイトのときは小さめのダイビングペンシルが効果的なこともある)。

●イワシパターン…前述のように瀬戸内エリアの釣り場は混雑していることが多く、周囲のアングラーの使用ルアーや飛距離をよく観察したうえで攻め手を考える必要がある。

「ルアーがギリギリ届かないような沖でナブラが起こった」というのはよく聞く話だが、これは水深の浅いポイントで鉛のルアーがボンボン投入されているため、魚の群れが射程内に入ってこないのである。それならもっと重いジグや鉄板バイブを投げればいいと考えがちだが、それではさらに遠くでナブラが起こるだけで同じ状況となる。

このようなときは前述のように大型ポッパーを遠投するのが得策であり、周囲のアングラーが届かない沖でバイトに持ち込めることが多い。水深が深くないのでボトムにいる魚も誘い出すことが可能だ。

まとめると「①大型ポッパーを使う、②他のアングラーより飛距離を稼ぐ、③大型ポッパーを投げるためにショア青物専用タックルで挑む、④遠くのポイントでしっかり&ゆっくりとアピールする」ということになる。潮目やヨレがあればそこを狙うもの効果的だ。

アプローチは大きなポッピングでアピールし、小さなポッピングと泡をまとったダイブでバイトを誘うといった具合である。ナブラやボイルが発生している場合はその近辺にキャストすればワンアクションでバイトしてくることも多い。

周囲のアングラーが諦めたときがチャンス‼

●トビウオパターン…ダイビングペンシルで反応がないときやアングラーの数が多いとき、またヒットが遠くなったときは迷わずポッパーにチェンジする。このようなときはスレが進行している可能性が高いと考えられる。

暗い時間帯や夜明け直後は魚の活性が高いのでヒットに持ち込みやすいが、時間が経過するとバイトが極端に減る。そこでポッパーをキャストし、ポッピングや泡をまとったダイブという別のアピールで青物を誘い出したい。

なお、ポッパーにはいくつかの種類があるが、今回紹介したパターンではダイビングが得意なタイプの使用をおすすめする。操作法はポッピングと同時にダイブさせ、ダイビングペンシルの要領で魚を誘い出すようにポップ&ダイブを演出する。

●イワシパターン…堤防でのゲームは朝イチの時合が最も有望なので午前8時ごろになると納竿したり、休憩するアングラーが増える。しかし、そんなときこそチャンスである。ルアーの投入が減るため、魚が近距離に寄ってきやすい。ただ、警戒心を持っているのでトップには出にくい。そこでミノーやシンキングペンシルをキャストするとバイトに持ち込めることが多い。その点を意識して諦めずにアプローチを続けてほしい。

ショア青物ゲーム 堤防3

周囲の状況を見ながらうまく立ち回ればヒットチャンスが大きく広がる。

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《参考タックル》ロッド=バレーヒル・KAMIWAZAショアマサ105/リール=ダイワ・ソルティガ4500H/ライン=山豊テグス・PEジギング8 3号/リーダー=山豊テグス・フロロショックリーダー60Lb/ルアー=バレーヒル・KAMIWAZAデコポップスリム145F、160F、デコマサⅡ160F、パープルイズム・ジュロク150、レプトン・早掛王140など

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