マイクロベイトパターンのシーバスゲーム | SWマガジンweb | 海のルアーマンのための総合情報メディア - Part 3

マイクロベイトパターンのシーバスゲーム

強風パターン

続いて紹介するのは、この次期の不安定な天候により発生する、春の嵐などの「風」を味方につけたパターン。強風時は普段なら潮が動きにくい湾奥の港や、河川沿いに設置されている常夜灯などの小場所をテンポよくランガンするとスズキがボイルするシーンに遭遇することが多々あります。ただ、この場合はどのようなルアーでも釣れるというわけではありません。やはりこの時期特有のマイクロベイトを捕食しているのではないかと考えています。実際に目を凝らして水面を観察すると極小のエビやカニの幼生をよく目にします。

今シーズンの釣行でもこのパターンに何度も遭遇したのですが、当初はルアーのシルエットを小さくして対応したもののバイトすらありませんでした。しかしあるとき、風によってさざ波が立つ水面にトッププラグをゆっくりと漂わしてみると、スズキが「バシャン!!」と激しく水面を割ってヒット!! 以降は同様のパターンを何度も経験し、連続ヒットも珍しくありませんでした。

シーバスゲーム マイクロベイトパターン5

普段は見過ごすような小場所であっても条件しだいで期待度が大きくアップします。

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ヒットしたポイントでは、以前から無風時にも明かりに集まるベイトを捕食するスズキの姿を何度か目撃していましたが、私の数少ない引き出しではヒットに持ち込むことができませんでした。しかし、強風時に再び同じポイントを訪れると、思わぬ釣果を得ることができたのです。

いずれもメジャーポイントとはほど遠いような小場所です。それだけに竿抜けポイントとなっていて、いつ訪れても貸し切り状態なのでじっくりと狙えるのも大きな魅力です。みなさんも「あのポイントはいつもスズキがいるのに釣れないな…」と思っている場所があれば、ぜひ強風時にトップウォータープラグを忍ばせてアタックしてみて下さい。

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