マイクロベイトパターンのシーバスゲーム | SWマガジンweb | 海のルアーマンのための総合情報メディア - Part 2

マイクロベイトパターンのシーバスゲーム

ハクパターン

まずはハク(ボラの稚魚)についたスズキを狙うパターン。釣行当日は夕方の明るい時間帯から河川のポイントを観察しました。すると、上げ潮とともにハクの群れが河川の岸際を沿うようにして上流へ向かって泳ぐ姿を発見。さらに、スズキがその群れに着いて周囲でボイルしている状況でした。

ただ、経験上、このような状況でルアーを投げても釣れた試しがありません。それでも何らかのタイミングでルアーに興味を示すかもしれませんし、「何かヒントがあるはず!!」と観察を続けます。すると、下げ潮の影響が強くなってきたところで上流から次々とハクが流されてきました。降り続いている雨のせいか、いつにも増して流れが速く、遊泳力が弱いハクは流されるしかない様子。しばらくするとそのような状態のハクに対し、スズキが護岸際スレスレの位置で「バシャッ」とボイルを始めました。ただ、私が投げるルアーにはなかなか興味を示してくれません。

諦めかけたそのとき、スズキが広範囲で激しくボイルを始めました。そして、その直後に「ゴンッ」とアタッてヒット!! 当初はあれだけ反応がなかったのに何をきっかけに釣れたのでしょうか? その「変化」について私なりに考えてみると、潮位が高いときにだけベイトが溜まれるドシャローがあり、そこは案の定、流れが緩くてこの日もたくさんのハクが溜まっていました。しかし、流れが強くなり潮位が下がるにつれてそこに定位できなくなり、ハクの群れが一気に動き出した瞬間にヒットしたのではないかと思います(定位していた場所の潮位が下がり過ぎて岸に打ち上げられたハクも多数いました)。

シーバスゲーム マイクロベイトパターン3
シーバスゲーム マイクロベイトパターン4

ベイトであるハクは動き出したのをきっかけにチャンスタイムに突入しました。

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