パイオニアの釈迦スタイル《PART1》 | SWマガジンweb | 海のルアーマンのための総合情報メディア - Part 3

パイオニアの釈迦スタイル《PART1》

ムダの数だけ釣りがうまくなる‼

釣りに費やした30年近くの膨大な時間は失敗とボウズの繰り返しだったが、わずかながら学習能力もできてきたので少しばかり悟りの境地を。

魚が釣りたいなら「釣れる場所へ、釣れるタイミングで‼」が必須条件だと思う。後はアングラー自身のモチベーションの維持とでもいうのか、いい時期にいい海域へ釣行しても釣れる潮のタイミングがある。下げ潮、上げ潮などの潮の動きで食ってくる時合的なものを感じ取るセンスは磨かねばならない。釣れるタイミングに弁当を食べていたり、寝ていたり、ラインシステムを組んでいるのは最悪だ。1日を通して集中力を保つのは難しいが、少なくともここぞというタイミングでは釣りに集中すべきである。その点、釣れるか釣れないかのオン・オフが何となくわかるようになってきたのは年の功か? それと、無駄な動きがない省エネスタイルのジギングも若いころとは違うかな?

タックルやテクニックに関しては特別難しいことはしていない。基本というか大前提としているのは「ワンピッチ・ワンジャークで魚の遊泳層にジグを効率よく通す」ということ。釣れるタイミングにジグが魚の泳層を通っていれば簡単に食ってくる。最近のマニュアル本は読んでいても難しい。釣れる場所&釣れるタイミング&釣れる道具でジギングは完結する。メーカーさんには怒られるかもしれないが、ジグの種類もカラーも関係なし(笑)。本当に重要なのは、まず釣りに出かけることだ。

ちなみに、タックルセッティングにおいては比較的大型のスピニングリール(ダイワなら5000番、シマノなら8000番クラス)を同一機種で揃え、ライン号数に応じたかたさのロッドと組み合わせることを基本とし、それらを出撃する海域やターゲットに応じて使いわけている。ジグの重さとのマッチングは必ずしもロッドの適正ウェートを基準にしているわけではない。大幅なウェートオーバーとなるジグでもロッドが曲がり込むぶんだけカドの取れた動きとなり、そのアクションがハマるケースもある。また、タックルは常時2~3セットを船に持ち込むが、リールだけでなくロッドも同一機種で揃えることでクセがつかみやすく、その後のセッティングもしやすくなる。

海のルアー釣り オフショアジグング4

体の一部といえるほどになるまで同一タックルを使い込む。

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