釣果を操る「光」の秘密【PART2 シーバス&ライトゲーム編】
プロの漁師さんたちが光を用いて漁を行なうことを考えれば、光と魚に密接なかかわりがあることがわかる。ただ、それは決して単純なメカニズムではないから…
解説:安田栄治
[spacer]光と魚との密接な関係は奥が深い
釣りを始めたころは何も知らずに不用意にライトを点灯させ、周囲のアングラーにドヤしつけられることも少なくなかった。しかし、そうしたことをきっかけにさまざまなことを教わった。中にはタバコに火をつけただけで激高する方もおられて閉口したが、光の存在も釣り場に与える人的プレッシャーの1つと考えると概ね理解できた。
とはいえ、職漁師は集魚灯や投光器といった設備に莫大な予算を割いている。釣りにおいても常夜灯に照らされた釣り場がナイトゲームの鉄板ポイントであったり、光量が大きく変化する朝夕がチャンスタイムとなりやすいことから、光の存在がすべてマイナス要因になるわけではない。光をうまく活用することで高いレベルの釣りが実現できると考えた。
ヘッドライトの光にも工夫する
釣り人が発する光といえばヘッドライトが代表的だが、近年では十分過ぎるほどの光量を持つことから他の釣り人の近くを通る際は特に注意し、手で光を遮るなど工夫をしている。
水中への影響は比較的小さいといわれるLEDだが、意識的なアプローチでなければ人的なプレッシャーを与えるのみでマイナス要因にしかならない。また、釣り座ではできる限り点灯しないようにする。ラインシステムを組み直すときなどはより水中への影響が小さい赤灯で対応している。
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