釣果を操る「光」の秘密【PART1 アジング&エギング編】 | SWマガジンweb | 海のルアーマンのための総合情報メディア

釣果を操る「光」の秘密【PART1 アジング&エギング編】

アジング&エギング 明暗1

デイライト、月光、ヘッドライト、街明かり…etc。釣果アップを目指す上で、あらゆる光の存在は軽視できない。豊富な経験から名手が掴んでいる確証&推論とは…?

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アジング

キーは控えめライト。いち早く点灯する場所を捜そう!!

解説:幸田樹典

アジングでは港内にある常夜灯回りを狙うよりも、暗い中で1スポットだけほんのり照らされている場所の方が魚の食いがよい。しかもコンスタントに数が釣れる。そんな経験をきっかけに光が釣果に及ぼす影響を考えるようになった。

たとえば、自販機の明かりや、夕方から数時間だけ点灯するガソリンスタンドの明かり回りで好釣果を得られたことがある。さまざまな状況を振り返ると、明かりの点灯開始時刻によって魚の寄りのよしあしがかわる。やはり明るい時間帯からそれらの光が当たっている場所では開始早々に釣れる。一方、暗くなってから点灯される場所では釣れだすまでに時間がかかる。

■明暗の境界部をいかに攻略するか?

釣り方については通常の港内でのアジングとほぼ同じで、光の効いている範囲の回り(明部と暗部の境目)を狙うのがベストだった。明るいスポットでは最初のうちは調子よく釣れるのだが、魚がしだいにワームを見切るようになってアタリが続かない。やはり境目を狙う方が魚の食いがよくて時合が長続きするし、そこへうまくルアーローテーションを組み込むことで魚がよりスレにくくなる。

明かりがきいているところは好条件といえるが、中でも海岸線の近くで常時点灯している、あるいは夕方から数時間ついているようなところは特に有望だ。明るい時間帯から点灯することで早い段階からプランクトンなどが集まっているのだろう。

暗くなってから点灯する常夜灯の場合、ベイトやターゲットが集まるまでに時間がかかる傾向がある。また、暗いときにいきなりライトで照らしても寄ってくるものではない。やはり普段から明るいスポットであることが重要で、ベイトもターゲットも習性的にそうしたところの近くに居つくようになるのだろう。

ともかく、明かりのからんだ場所には何らかのヒントがあるといえる。常夜灯だけでなく自販機やガソリンスタンド、民家のちょっとした明かりを1つ1つチェックしていくことでそれまでにない釣果が得られたり、自分なりに新たな発見があることだろう。

アジング&エギング 明暗2
アジング&エギング 明暗3

明かりの存在が際立つ場所に注目したい。

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