魅惑の五島列島にチャレンジ!!【PART2・未知の可能性を秘めたライトゲーム編】
夢のような入れ食いを体感!!
最後に今回の五島遠征で最も印象に残ったライトゲームの模様をご紹介したいと思います。その日は日没からさまざまなポイントを回ったものの、よい反応が得られずに珍しく苦戦していました。「五島でもこんな日があるのか…」と思いながら最後にとある漁港に立ち寄ってみました。
港の内側には船が何隻か係留されており、ヘッドライトで水面を照らして状況をチェックしながら歩いていると、突如として大きなメバルの魚影が現れました。慌ててライトを消し、そこにジグヘッド(1.2㌘)+ワームをキャストすると、いきなりゴツンというアタリがでて食ってきました。ライトで水面を照らしてプレッシャーを与えてしまったので、素直に食ってきたのはかなり意外でした。そして、上がってきたのは30㌢にはわずかに届かないもののグッドサイズのメバル。漁港の内側、しかも波止際でこのサイズがあっさり釣れたのには正直驚きました。
さらに、その後もジグヘッドリグを同じ壁際にキャストすると尺近いメバルが連発!! 夢のような入れ食いです。五島のメバルは南紀などで釣れる赤系メバルと同じで強烈な引きを楽しませてくれ、夢中になって釣り続けました。不思議なことに岸際から1.5㍍ほどの範囲だけでヒットし、それ以外はまったく反応がありません。釣りを終えてから改めてヘッドライトでポイントを観察すると、ヒットポイントにだけ藻が生えていたのでその理由がわかりました。その港には川が流入していて他のポイントよりも海藻が多く、メバルが好む条件が揃っていました。
極めつけは尺近い良型メバルのラッシュ。夢のような時間を過ごしました。
大きな可能性を秘めた五島のライトゲーム
最後に総括すると、五島のライトゲームはどのポイントも魚影が濃く、常夜灯回りには何かしらの魚がついています。1㌘前後のジグヘッドリグを用いたシンプルな釣りで十分に楽しめます。また、プレッシャーがあまりかかっていないためか、ホームグランドの泉南~和歌山エリアでは考えられないような釣れ方をするので非常に驚かされました。エリアがかわれば釣り方も大きくかわるということでしょう。
同じ1㌘のジグヘッドリグで狙うにしても、五島ではメバル・アジともに表層をかなりの速巻きで狙うパターンなどに好反応を示しました。着水後、すぐにスーッと速巻きで誘うとひったくるようにバイトしてきましたが、沈ませたり、スローに誘うパターンでは反応がわるくなることがほとんどでした(前述の良型アジのヒットパターンは例外です)。おそらくベイトが小さなキビナゴやナミノハナだったことがその理由でしょう。いずれにしても、ホームグランドなどではあまり経験したことのないパターンだったので引き出しを増やすことができました。
日中にもアジングを楽しむことができました。
今回の遠征では他にもヒラスズキ釣りやオフショアゲームを楽しんだので、ライトゲームがメインとなる日はそれほど多くありませんでした。そんなわけでまだまだチェックできていないエリアがたくさん残っており、五島のライトゲームには無限の可能性があると感じています。次回、当地を訪れたときは精力的にライトゲームを楽しんでその可能性を追求したいと思います。
なお、島の夜はかなり静かなので駐車スペースや騒音などには細心の注意を払って楽しむことが大前提です。マナーやモラルをしっかりと守って楽しみましょう。
使用タックル
【ロッド】
Go-Phish・ul-76 P2
【リール】
シマノ・ヴァンキッシュC2500HGS
【ライン】
サンライン・スモールゲームPE-HG 0.3号
【リーダー】
サンライン・トルネード Vハード1.5号
【ジグヘッド】
スミス・ジグヘッド タケちゃん0.9㌘、1.2㌘、1.8㌘
【ワーム】
Go-Phish TAKEDACRAFT・アジのエサ
Go-Phish TAKEDACRAFT・モイモイS、M
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