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スローピッチジャークの応用パターンを徹底解説

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スローピッチジャーク 応用1

潮流、風、ウネリなど、海況によってアクションが大きく左右されるスローピッチジャークでは基本的な操作をただ繰り返すだけではうまく対応できない。各条件がジグの動きにどのような影響を与えるのかを考え、イメージ通りのアプローチを実現するために…

解説:加藤啓之

ロッドワークのコツ

リーリングでロッドを曲げ込み、その反発を利用してジグを横に向けるのがスローピッチジャークの基本的なコンセプトだ。ただし、状況によっては基本を崩す必要がある。

たとえば、波の高低、ウネリの有無、風強の強弱など、海況によってはリーリングだけでジグにうまく力を伝えることは難しい。特に海が荒れている状況(ウネリがあって風が強く、波が高いとき)では基本通りの操作ではジグを横に向けにくい。

そこで、腕でロッドを持ち上げる力とリーリングを同調させてジグに上方向の力を与えるわけだが、前述のような状況ではどうしても入力が大きくなり過ぎてしまう。実際にその力の大きさを表現することはできないが、とにかく「腕の力でロッドをシャクりきらない」ということが大切である。つまり、ロッドを上げる速さが重要で、速過ぎても遅過ぎてもよくない。

ジグを垂直に持ち上げて勢い(慣性)をつけ、その後の自走中に水の抵抗を受けることでジグが横に向く。そのため、ジグを垂直方向へ持ち上げる段階(ロッドを上げているとき)でバランスを安定させることが、その後のジグの自走をスムーズにするカギになると思っている。やみくもにロッドをあおってもジグはバランスを崩してリーダーを軸に回転してしまい、うまく自走しないので注意したい。

使っているジグがどの程度の入力でバランスを崩すのか? それをある程度把握することで、理想的なロッドワークやリーリングの強弱が見えてくるはずだ。

スローピッチジャーク 応用2
スローピッチジャーク 応用3

過度な入力によってジグを回転させるのはNG。バランスを安定させた状態で垂直方向に持ち上げ、スムーズな自走へと繋げることが重要だ。

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