サーフエギング入門
もはやエギングにおいて竿抜けポイントなんて皆無⁉ そんな気がする昨今ですが、考え方をかえれば未開の地は存在するもの。たとえば、見過ごしがちなサーフエリヤのポテンシャルはなかなかのものですよ‼
解説:弓削和夫
サーフエギングの魅力
サーフエギングの魅力は、何といってもライバルが少ないこと。釣行中に「この浜なら?」と、やってみると、ノーアクションでヒットしてしまう、餌木を見たことがないようなアオリが多いのがサーフのポイントです。
普通の考え方ならエギングはやはり磯場狙いです。ベイトが多く餌場として考えられますし、産卵期には産卵場として考えられますから。しかし、サーフも餌場としてはわるくないのでしょう。
水深も浅く、1~5㍍のレンジでヒットし、サイズの割に引きが強くて楽しめるのもサーフエギングの楽しさです。引き波の力まで加わるので1㌔クラスが1㌔半ぐらいのパワーになります。
波高2㍍を越えると竿の弾性だけでは良型のファイトに対処できません。寄せるときは巻くか下がるか、引かれたときは耐えるか前へ出るかです。防波堤や磯場の倍の時間楽しめます。
根掛かりはほとんどありませんが、違う敵はいます。波があるときに波打ち際で転がる石です。ラインをたるませて足もとを這わせると途端に切れてしまうから注意が必要です。
シーズナルパターン
イカのサイズがアップし、餌を貪欲に取りだす時期が初冬です。関西なら12月から1月ぐらいがいいですね。2月でも釣れますが、この時期は産卵場を狙う方が確率が高くなるので浜は狙っていません。
逆に10~11月でも狙えますが、サイズが小さくベイトもまだシャローの磯場に多いので数を取るなら磯場でしょう。でも、アオリは浜のブレイクを回遊してベイトを追っているのでいい釣りができる可能性はあります。
鹿児島・桜島の浜では11月の昼釣りで1㌔までが大半ですが数釣り可能です。夜はサイズアップし、魚のようなガツガツとしたバイトでイカがヒットする場合もあります。ただ、砂が細かいので波が立つと途端に濁ります。
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