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潮流を知れば本命に出会えるチャンスも大幅アップ!! 釣果に繋がる潮の動きを大研究

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釣り・潮流・潮汐1

魚種を問わずターゲットを攻略するうえで潮の動きが重要な要素になることは間違いありません。では、具体的にどのような部分に注目すればよいのか?  経験から導き出したエキスパートの意見に学びましょう!!

潮の動き出しを知るヒント

潮の動きを事前に予測するのは難しいものです。たとえば、干満の差が最も大きい大潮の日だからといって、潮が動くとは限りません。潮位は上下するものの、そこに浮いているゴミなどの位置がかわらない、つまり流れはついていないということもあります。これを漁師さんの間では「バカ潮」と呼ぶそうです。

また、潮汐の時刻は発表されている通りとは限らず、気象条件によって変動します。南に面した場所に南風が吹けば潮が満ちるのが早まりますし、引くのは遅くなります。そして、表層のみに流れがついて、上潮が滑るという状態になります。気圧が低くなれば水面を押さえている力が弱まって潮が膨れます。

大潮で沖の潮はガンガンに流れているのに沿岸部は動かないときもあれば、中潮で沖はトロトロでも沿岸部はゴーゴーと流れるといったこともあります。

もちろん、昨日は潮が動いたのに、今日は同じ時間帯に同じ場所で待っていても動かないということもあります。だから、潮がよく動くタイミングは現場に行かないと分からないのです。潮汐の時刻は参考程度にはしますが、絶対ではありません。

釣り・潮流・潮汐3
事前に潮汐をチェックしておくことも大切ですが、釣果に繋げるにはフィールドでの情報収集が欠かせません。視認できる情報や手もとに伝わる感触を頼りに潮の動き出しを敏感に察知するよう心がけましょう。
 

潮の動きというのは、潮止まりから徐々に動き出して、次の潮止まりまで一定の速度で動き続けるというものではありません。途中で止まる、また動くといったことを次の潮止まりまで繰り返す。あるいは、一気に潮位が上がって後はトロトロと流れたり、そのまま潮止まりを迎えるというように掴みどころがありません。女心と潮の動きはかわりやすいのです。

ただ、潮が動き出すタイミングを事前に知ることは困難ですが、水中の海藻の傾き方がかわる、潮目ができ始める、ジグや餌木を引いたときの抵抗感がかわる、といった変化によって動き出したことを察知することはできます。それを掴んだら釣りに集中しましょう。

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足もとやチョイ沖に浮いているゴミは流れを知る貴重なバロメーター。見える情報はすべて参考にしましょう。

(解説:弓削和夫)

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