いろんな釣りを楽しむということ|【ほぼ月刊 武田 栄!vol.5】
自身でしっかりと本質を見極めて楽しむのが釣り本来の魅力。今回、九州で経験した穏やかで味わい深い釣りが改めていろいろなことを教えてくれました…
文:武田 栄
九州のアジング
5月も1週間ほど九州に滞在していました。長い連休明けの週、九州は驚くほどのナギ日が続いて荒れる日が1日もなく、春のスズキやヒラスズキ釣りはなし。メバルは地元の泉南でこれでもかというほど釣りまくっているので(笑)、初日は熊本から天草へ入り、親しくなった地元のみなさんとボートアジングを楽しみました。
九州各地でもすっかり定着した大人気のアジング。そりゃ、現地のポテンシャルは相当なものであります。実績場はもちろん、陸っぱりもボートもまだまだ開拓中の釣り場や釣り方もありそうなので、この先がますます楽しみです。
釣行当日は日没から明るく照らされた橋脚筋で1㌘ジグ単の基本的なアジングを展開。何なんでしょうかね、アジって? 僕がいうのも何ですが、サイズを問わずに毎度釣っても飽きないですよね。
この日、同船したメンバーの中には「初心者です」というみなさんもいらっしゃったので、船上でほんの少しアジング講習会をさせてもらいながら楽しみました。お世話になった「ひよこ丸」さん、ありがとうございました。
往年のスタイルでバス釣りを堪能
部屋を借りている福岡に戻っても連日釣りを楽しみました。春のベストシーズンということで「何を釣ろかな?」という贅沢な悩み。そして、とにかく天気がよいので数年ぶりのバス釣りへ(笑)。福岡で「pescadepot(ペスカデポ)」というトップウォーターのプロショップを営むシンタロウ君にお願いして、郊外のバス釣り場で竿を出しました。
古い80のランクルにこれまたオールドのグラマンカヌー(15㌳)を積んで迎えにきてくれたシンタロウ君とランチをして、午後3時からのゆったりトップウォーターバシング!! バスマニック&モラム3600C&ハトリーズという往年のスミストップウォータースタイルで流れの緩む川筋を狙います。ハンドエレキをセットしたグラマンカヌーでゆっくりと流れながらの釣り。完全無風の好条件の中、タケダさんお気に入りのペンシルベイト(3/8~1/2オンス)オンリーで楽しみました。
「おおーっ!!」とワンバイトあった後は徐々に勘を取り戻し、岸際10㌢へのコントロールキャストも決まり出します。結果、日没前までに5バイトがあり、久々に楽しいバス釣りを堪能することができました。
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