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磯の大型青物への道

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アベレージサイズを求めると、なかなか出合うことができない磯の大型青物。ストイックに楽しむのがこの釣りの流儀だと感じているが、数少ないチャンスを経験することで見えてきたことは…

解説:越智信清

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狙いの釣りに徹する

私のスタイルはホームグランドの磯で青物のヌシを狙うというもの。具体的なターゲットは10㌔を越える大型ヒラマサやブリであり、釣り上げたときはもちろん、バラしたときもその圧倒的な存在感に惚れ惚れしてしまう。

遭遇率が極端に低いので釣り方のコツをつかむどころではないというのが正直なところだ。その中で私が信条としていることは、最も手にしたい魚(大型青物)を狙う釣りに徹するということ。要するに精神力が重要だと考える。

今はアベレージサイズの魚については「掛かったらうれしいな」というぐらいに考えているが、以前はそうではなかった。しばしば竿を持ちかえたり、ルアーサイズを落としたり、ボイルを追いかけたりしていた。もちろん、アベレージサイズを釣りたいのであれば徹底的にそうすればいいと思う。気に入ったルアーでヒットパターンをつかむのも非常に楽しい。

私の場合、タックルハウスのMというミノーでハマチを釣りまくった時期があった。それに飽きたらトランペット170というポッパーでメジロを釣りまくった。ダイペンやジグが飛び交う磯で絶対の自信を持ってキャストし、当たり前のようにメジロを抜き上げた。そんなとき、大型ヒラマサに完敗を喫した。

そこからヌシを狙うようになったのだが、タックルの強化に合わせて今は大きくゆったりと動く20㌢前後のダイペン、シンペン、ダイビングポッパーを中心に使用して、その日の最大サイズと思われる10㌔前後の青物をポツポツと釣っている。本当にアベレージサイズに惑わされなくなった。もともと出合いが少ないと割り切っているからボウズもあまり気にならず、楽しくて仕方がない。

その日の最大級を引き出す…。それを目標に設定するとアプローチ法もおのずとかわってくる。

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