磯の大型青物への道 | SWマガジンweb | 海のルアーマンのための総合情報メディア - Part 3

磯の大型青物への道

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より深い楽しみを求めて…

ショアでの大型青物狙いは出合いのチャンスが少ないので誰もが楽しめる釣りとはいいにくいが、情熱を燃やすことができるというのが最大の魅力だ。数釣りを楽しいと感じた時期もあったが、飽きるのも早くて長続きしなかった。

海のルアーゲームについては10歳のころから青物やヒラスズキ狙いを中心に長年続けている。最初はアベレージサイズがなかなか釣れず、たまにヒットするとヒザが震えたものだ。そうやって熱中してターゲットを追いかけていると徐々にワザが身につき、フォローの釣りを覚えていつの間にかアベレージサイズが数多く釣れるようになった。やがてヒザも震えなくなり、以降は惰性で釣り場に通っていた。そして「つまらなくなったからやめるかもしれん」と友人に告げた矢先の釣行で大型のヒラマサがヒットして完敗した。ヒザは震えて「これや!!」と思ったことを鮮明に覚えている。

今ではノーヒットの日も増え、数を狙っていたころに比べると年間の青物捕獲率は著しく低下した。しかし、メジャーや秤がおかしいのではないかと思うほど釣れる魚が大きくなった。そんなヤツがヒットしたときはヒザが震えるし、以前にも増して釣りに熱中している。

スタイル成立に不可欠な条件

正直、ヌシが回遊してくる条件はよくわからない。ただ、間違いなくいえるのは、私のホームグランドでは大型の魚影は薄いということ。当たり前のように思うだろうが、チェイスやボイルなど磯での生命反応の多くがアベレージサイズによるものだと考えると、それらの生命反応を深追いしないことでヌシが現われる条件が浮かび上がってくる。

大型が現われるときは雰囲気があるのにハデな生命反応がないことが多いように感じる。また、同じ日に同じ磯で釣った7㌔と10㌔オーバーの青物を比較すると、胃に入っている餌がまるで違うという経験が何度かある。したがって大型に的を絞るとカタクチイワシやキビナゴ、小アジが回遊していたらよいというわけではない。私が釣った10㌔オーバーの多くはエソやアオリイカを食っていた。

以上、追いかけ続けても未だ確信が持てない部分も多いが、今後も自分なりにヌシとの距離を詰めていきたい。

目前で起こるチェイスやボイルに左右されず、自身の信念を貫くことが目標を達成するための手段であると信じている。

 


【ショア青物ゲーム・安全とマナーについて】

※上記のリンク先にある「ショア青物ゲーム・安全とマナーについて」を必ず読んでいただき、ルールやマナーを守り、安全対策をしっかりと講じたうえで事故やトラブルのない釣りをお楽しみ下さい。


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