秋のメッキゲーム、120分で満喫する秘策は? | SWマガジンweb | 海のルアーマンのための総合情報メディア

秋のメッキゲーム、120分で満喫する秘策は?

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メッキゲーム 入門1

活性の高いメッキを相手に短時間で効率よく遊ぶのがマイスタイル。限られた時間内で結果を残すために重要となるのは…

解説:中瀬直行

本命ポイントと釣行のタイミング

僕のホームである南紀エリアでのメッキゲームは、盛夏に黒潮に乗ってやってきた小型が狙えるようになり、秋が深まるにつれてサイズアップして盛期を迎える。最終的には水温の低下とともにいなくなる死滅回遊魚であるが、南紀では長ければ12月~翌1月ごろまで楽しめる。

ただし、終盤戦になると魚の活性は低く、ボトム狙いの釣りとなるのでかなり手強い。やはり活性の高い秋に数を狙うパターンがおすすめだ。アベレージサイズは20~25㌢、最大30㌢クラスといったところで、小気味よく竿を絞ってくれるので非常に楽しい。

そんなメッキゲームであるが、活性の高い個体を相手に短時間で効率よく遊ぶのが僕のスタイルだ。そして、限られた時間内で結果を残すにはポイントの絞り込みとタイミングが重要となる。その点についての僕なりの戦略は以下の通りである。

●フィールド…やはり河川や河口部はハズせない。メッキが頻繁に河川内へと回遊してくる正確な理由はわからないが、個人的にはベイトが豊富で外敵が少ないことなどがあげられると思っている。また、漁港でも小規模な河川が流れ込んでいる場合があるが、こちらも最高のポイントだと考えている。

●ポイント…河口、河川ともに複雑な地形の方がメッキのつき場が多くなるので好ましい。目視でブレイクなどの地形変化を捜し当てることができれば、群れに遭遇できることもあるので時間をムダにせずにすむ。経験上、ブレイクにからむシャローやブレイク周辺でいい思いをしたことが多い。このことからもメッキはブレイクに沿って回遊しているのではないかと感じている。また、漁港内ではスロープがこれに当たる。

水深に関しては底が丸見えでなければさほど気にしなくてもOK。それよりも地形変化を重要視している。他にもテトラなどのストラクチャーや流れ込みがあればかなり有望だ。

●タイミング…絶対にハズせないのが朝夕のまづめどきであり、他のフィッシュイーターと同様にメッキの活性もすこぶる高い時間帯だ。夕まづめに関しては完全に日が暮れるまで好況が続く。

アプローチパターン

まず最初にチェックするのはブレイク周辺。そして浅場と深場を攻める。ブレイクがないポイントならストラクチャーや潮目など、少しでも変化のある場所をチェックしていくように心がけたい。使用タックルの目安は以下の通りだ。

●ロッド…8㌳未満のライトゲーム用を使用。短いものほど細かいアクションをつけやすいが、足場の高い場所での使用を想定すると7~8㌳が無難。また、トゥイッチを多用するので張りのあるタイプが使いやすい。穂先が柔らかい軟調ソリッドはティップがアクションをスポイルしてしまい、ルアーに動きが伝わりにくくなってしまうことがある。

●ライン…飛距離、沖めでのバイトへの対応、ルアーアクションなどを考慮すると、細めのPE0.2~0.4号が使いやすい。リーダーは4~8Lbの間で選択すればOK。ちなみに、僕は大物も視野に入れているので6~8Lbの使用頻度が高い。

●ルアー…基本的には好みのものを使用すればいいと思うが、4~7㌢クラスのトップウォータープラグとミノー(フローティング&シンキング)の他、10㌘までのメタルジグとジグヘッドリグを用意しておけばさまざまな状況に対応できるだろう。

メッキゲーム 入門2

ブレイクの絡んだポイントは特に有望。リーフエッジを回遊するGTの縮小版といったところか⁉

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