違和感レベルの反応をとらえてキレのある動きでブリを攻略!!
アクション調整の目安と基準
パイロットジャークでアタリにならないような魚信(急に引き抵抗が軽くなる、フォール中にラインが止まる、フォールスピードが遅くなるなど)がでた場合、一般的にはネチネチ攻めがちだが、私の場合はさらにスピードアップしてキレのあるジャークで誘う。ターゲットがジグに興味を示して近づいてきているのだから、速い動きで活性を上げてヒットに持ち込むのが狙いだ。そして、これで活性が上がらない魚は自分が食わせたいターゲットではないという風に割り切る。「二兎を追うものは一兎をも得ず」という考え方である。
ジャークパターンの正否を数値化
私は1日のアプローチ回数をカウントしている。「フォール→着底→ジャーク&リーリング」を1セットと考えた場合、1日のアプローチ数は多くても100セット。水深90㍍の場合、1秒間に1㍍のスピードで落としても90秒ほど要する。そして、底から45㍍上層まで誘い上げるのに45秒かかるとすれば、1セットで2~3分は要する。1セット3分×100回=300分(5時間)となり、移動にかかる時間を差し引いた1日の実釣時間がこれくらいだ。
その中でこだわりたいのはやはりヒット率だ。100回アプローチして1匹釣ったら1㌫、10匹釣ったら10㌫、100匹なら100㌫となるわけだ(まあ、これは不可能だが…)。そして、よく釣れたと思うのはヒット率とキャッチ率が20㌫を越えたときである。そのためには、いち早く状況を察知して効果的なジャークで誘うことだ。1日のアプローチを数値化するのか、時合のタイミングで区切って考えるかは状況によって異なるが、いずれにしても数値化することでおもしろい傾向が見えてくるのでぜひ試してほしい。
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