【メバリング】取りこぼしゼロの秘策はナチュラルな多段ドリフト
まずはカラーローテで正解を模索
プラグで反応が得られない、もしくはアタリが少なくなったときは、より小さいルアーでスローかつナチュラルに誘える中通し式フロートリグの出番だ。
まずは0.5㌘のジグヘッドでスタート。リーダーは幅広いレンジをトレースするために1㍍ほど取る(あまり長く取るとトラブルが増えるので要注意)。
これをロングキャストしてタダ巻きで広範囲を探る。カラーは光量によって異なるが、おおむねアピール力の強いグロー系→クリア系→膨張色(暖色)→収縮色(寒色)の順でローテーションする。相反する要素のカラーで傾向を探り、そこから微調整することで効率よく当たりカラーを見極めることができるだろう。
タチウオの偏食傾向(場合によっては特定のカラー以外は餌と認識しない)ほど顕著ではないが、カラー選びは非常に重要である。そして、当たりカラーが見つかればイージーな釣りを楽しみつつ、完全に見切られる前(反応が鈍くなった段階)に次の当たりカラーを捜すのが釣果を伸ばすコツだ。
潮が流れなくなれば魚の活性が下がるし、潮位が大きく変動すると群れが移動する。しかし、そのような要因がないのに反応がわるくなったときは魚がスレているに過ぎない。それを念頭に置いて食わせるように工夫したい。
また、カラーローテーションと並行してジグヘッドのウェートを小刻みに上げていく作業も欠かせない。トレースするレンジを少しずつ下げながら反応のよいレンジを捜すわけだ。また、フォールを組み込めば同一のレンジでルアーの軌道をかえることもできる。そういったことも踏まえてリトリーブスピードをかえ、ときおりステイやフォールを織り交ぜながらマッチするアプローチを探りたい。
フロートリグのポテンシャルを引き出す
続いて潮流の中央やサイドのポケット、潮流が当たるストラクチャーの表層~宙層~ボトムと、徐々に活性の低い個体を同様のアプローチで狙っていく。多くのアングラーはフロートリグについて遠投ができて表層が引けるアイテムとしての一側面しか見ていない。しかし、潮かみに頭を向けて流されてくる餌を待ち構えるメバルに対し、ナチュラルにプレゼンテーションできるのもこのリグの強みである。特にストラクチャーの潮が当たる激アツスポットに送り込むパターンが非常に有効だ。
また、流れの当たるストラクチャーではジャーク&ドリフトで多段的に攻略できるだけでなく、中通し式のメリットを生かしてラインを送り込むことで宙層~ボトムをネチネチ探ることも可能である。
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