磯のヒラスズキゲーム入門【トップウォータープラグ編】PART1 | SWマガジンweb | 海のルアーマンのための総合情報メディア - Part 3

磯のヒラスズキゲーム入門【トップウォータープラグ編】PART1

狙い目となる条件

ヒラスズキは黒潮か対馬暖流の影響下にあり、年間を通じて水温が大きく下がらないエリアを生息域としている。その中で外洋に向かって開けているか、内湾と外洋の中間であることがポイントの目安だ。

地磯でのゲームにはサラシが必須条件となる。波が磯にぶつかって泡を水中へ巻き込むことで白く見える状態がサラシであるから、ある程度の波がなければならない。ヒラスズキは磯を回遊しながらそうした場所を捜している。

磯に向かって正面もしくは斜め前方から波高1.5~3㍍の波が打ち寄せるときにサラシができる。ただ、あまりに高い波は釣りをするのに危険だし、魚もほとんど釣れない。海底付近までかき回されるようないわゆる底荒れの状態ではベイトが寄りつかないからだろう。

波が低くても若干のサラシが出るような岬の先端回りは有利だ。大きな河川の河口から左右に広がる磯もよい。ヒラスズキはヒザ下くらいの浅場へも平気で入ってくる。そんなポイントを狙えるのもトップゲームの利点なので、水深はあまり気にせずどんどん攻めよう。

天候面では曇天時が有利。また、場所によっては水温の高い沖合の潮が沿岸に接近しているときが好条件となる。潮岬ならば濁り気味のときよりも外洋の潮が接岸して海水が青々とした色に見えるときの方がよく釣れるように感じている。濁るとダメということではない。潮位については一概にはいえないが、最満潮時や最干潮時は他の魚と同様にあまり釣れない。

また、水温については何度がよいということよりも、変動の具合に注目したい。変動の激しい期間はあまり釣れない。反対に水温が低下したあと、低いなりに数日間安定していれば釣れるようになる。

以上のような条件が揃っていれば理想的だが、1つでも合致していればそこから狙ってみるとよい。そこで1匹釣れればいろいろなことが見えてくる。条件にとらわれ過ぎず、釣り場へ通うことが大事だ。

雨後は釣果が不安定になることも…

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雨後は容易にベイトにありつける河口付近に大移動を見せることがある。大河川だけでなく、普段は小さな流れ込みでも雨後は濁った水を排出し、広範囲に影響を与えることがある。そのような場合、地磯に見切りをつけて河口や流れ込み周辺を狙うのもアリだ。

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内側がえぐれているシモリやホンダワラが茂っているような磯も高確率でヒラスズキが居ついている。

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(PART2に続きます。近日公開予定)


【磯のヒラスズキゲーム・安全とマナーについて】

※上記のリンク先にある「磯のヒラスズキゲーム・安全とマナーについて」を必ず読んでいただき、ルールやマナーを守り、安全対策をしっかりと講じたうえで事故やトラブルのない釣りをお楽しみ下さい。


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