最初の1匹を手にする磯のヒラスズキゲーム講座《後編》 | SWマガジンweb | 海のルアーマンのための総合情報メディア - Part 3

最初の1匹を手にする磯のヒラスズキゲーム講座《後編》

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安全確保が最優先

荒れた海がステージとなる磯のヒラスズキゲームではとにかく安全面に細心の注意を払いたい。内湾でのシーバスゲームの延長と考えていると大ケガをしたり、ときには命の危険さえある。ライフジャケット、スパイクシューズなどは必ず装備しよう。特にライフジャケットを着用しない釣行は命を投げだしにいくようなものである。

経験上、シューズはスパイクだけのものよりも、フェルトつきタイプが安心だ。スパイクだけでは、かたい岩盤や海藻の生えた磯では滑りやすく危険である。

また、波の見極めは特に慎重に行ないたい。自分の立ち位置を見て足もとが濡れているようなら、最低でも3分ほど待って波が上がってこないかを確認するべきである。波には必ず周期があり、数十回に1回は高波がくる。数回の波を見て安心してポイントに立ち、次の大波に流されて海に落ちたり、岩の上で転倒するアングラーを何度も見ている。ヒザ上程度の波でも人間は簡単に倒されてしまう。それほど波の力は強いということを肝に命じておきたい。

最近は頭から波をかぶりながらヒラスズキを狙う映像などが多いからか、同様のシーンを磯場で演じているアングラーが少なくない。しかし、これは絶対にマネをしてはいけない。安全を無視した釣りは決して格好いいことではなく、周囲に迷惑をかける行為となる。

また、取り込みは最も危険な瞬間である。魚から目を離さないのはよい心がけだが、同時に周囲の状況(特に波)には絶えず気を配ろう。そのためにも、ポイントに入るときに、取り込みの場所を決めて1度目で追っておくといい。魚をヒットさせると焦りで回りの状況が見えなくなるので、取り込みの場所がわからなくなったり、危険な波を察知できなくなるので注意したい。

最後に、万が一落水したら、急いでもとの場所に上がろうと思ってはいけない。ライフジャケットをしっかりと着用していれば沈むことはないので、磯際の波を避けて沖に出て、上がれそうな場所を捜そう。夢中で這い上がろうとして磯際の荒い波にもまれて溺れたり、ケガをすることが最も怖い。水中でも落ち着いてひと呼吸する余裕が命を守る。

磯のヒラスズキゲーム 入門10

決して無理はせず、安全面に細心の注意を払ってメモリアルな1匹を手にしよう!!

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《参考タックル》ロッド=がまかつ・リフレックスレオザ130M岬マスター/リール=シマノ・ステラ4000H/ライン=がまかつ・ラグゼラインズ ライトショア1.5号/リーダー=東レ・シーバスリーダーパワーゲームナイロン35Lb ルアーはタックルハウス・リップルポッパーTKRP9/14、K2RP122、フィードーポッパーCFP100、リップレスミノー TKLM12/18、K2F122、ノード130F、フィードシャロー 128F、K2R112、バルチャーVU120F、ハクト・リーフ100


【磯のヒラスズキゲーム・安全とマナーについて】

※上記のリンク先にある「磯のヒラスズキゲーム・安全とマナーについて」を必ず読んでいただき、ルールやマナーを守り、安全対策をしっかりと講じたうえで事故やトラブルのない釣りをお楽しみ下さい。


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