【アカムツジギング】アクションの強弱を考察
ジグのシルエットについて
最初のころはシルエットの小さなジグが有効なのではないかと考え、タングステン製のものを好んで使ったこともあった。そして、水深200㍍前後のポイントに150㌘のジグを沈めたものの結果は惨敗だった。周囲ではアカムツが釣れる中、タングステンジグにはユメカサゴやオオメハタ(シロムツ)・ギンメダイなどの他魚ばかりがヒットした。アカムツが釣れたこともあったが1対5ほどの差が生じた。
シルエットを小さくする効果は、現状では手応えが得られないまま止まっている。一方、ロングやセミロングジグを使うことでこれまでのアカムツジギングにはなかった「シルエットが大きくてもアカムツは釣れる」ということがわかった。
これまでのジギングでは気難しいターゲットに遭遇した場合、シルエットが小さくて軽いジグを用いるのがセオリーであったかもしれない。それがロング、セミロングジグを使用することでロッドワークによって異なるジグアクションが演出できるようになり、また、強いアプローチと弱いアプローチを使いわけることでアカムツを手にすることができるようになった。
目の前の状況に応じてアクションの違いで釣果を生み出せるのがジギングの本質であり醍醐味だ。そういった意味でもアカムツジギングこそ脱セオリーの釣りに感じられて仕方がない。
最後に、今回は強弱というテーマに沿った釣り方ということで極端な方法を紹介したが、セミロングやロングジグを使わなくてもアカムツは釣れる(セミロング、ロングジグでは釣果が伸ばせない状況もある)。いずれにしても、それぞれのスタイルや考え方でアカムツジギングが楽しめればそれが一番だと思う。
《参考タックル》ロッド=ディープライナー・ロジカル70 ♯4/リール=スタジオオーシャンマーク・ブルーヘブンL-50S2T(ハイギヤ、またはパワーギヤ)/ライン=バークレイ・スーパーファイヤーライン1.2号、1.5号/リーダー=YGKよつあみ・ガリスアンフィニ5号、6号/ジグ=ディープライナー・スパイファイブ、スパイナロー/フック=カルティバ・ジガーライトホールド3/0
※アプローチの強弱に合わせてロッドの長さやかたさ、リールのギヤ比などを選択することも重要
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