グルグル釣法でシンプルかつ合理的なエギングを展開《後編》
グルグルマスターへの道
スピードの感覚を体で覚える!!
私は1秒間にハンドル1回転ほどのスピードを基準としているが、このあたりは使用するリールの番手やギヤ比、餌木の沈下速度によって異なるので一概にはいえない。
実際に餌木の動きを視認できるレンジで試して、自分の使用するタックルに合わせて水平移動をキープできるリーリング速度を把握したい。餌木を引っ張るというよりも、沈下するぶんだけラインを回収するイメージでリーリングするのがコツだ。
中途半端なアクションは禁物!!
リーリングスピードに変化をつけたり、中途半端なフォールアクションを入れて餌木が不自然に動くとアオリに違和感を与えてしまうことも。ジャーク、リーリング、フォールをうまく組み合わせてメリハリのあるアクションを演出し、リーリング中は一定スピードで巻き続けることを意識したい。
ロッドはしっかりと保持!!
リーリング中にロッドがブレると餌木の動きが不安定になるので要注意。グリップエンドを脇や二の腕に押し当てるように固定し、ティップをブラさないように保持しよう。基本的にはロッドを立てた状態が最も感度がよいが、横風などでラインが取られ、糸フケが発生するようなら竿先を下げて対処したい。
疑わしきは合わせる!!
グルグル時のアタリはリールが巻けなくなるほど重くなるというパターンが多い。引き波などで餌木が引っ張られるときも同様の感触なのでアタリとの区別がつきにくいが、とりあえず疑わしきは合わせを入れるのが正解だ。慣れれば流れとは違った生命感のある独特の重み(アタリ)が判断できるようになるはずだ。
余裕のあるスタンスでトータルなスキルアップを実現
その日の釣果だけを追い求めるのではなく、今後に繋がるような釣りを心がけることが重要だ。これはエギングに限らず、すべての釣りに共通していえることだと思う。悪天候などで釣りが成立しないときなどは、がむしゃらに竿を振るのではなく、次回の釣行に向けて新規ポイントを開拓してみたり、竿を持たずに港や磯場などを歩いて釣り場の情報収集に努めることも有意義な時間の使い方といえる。
[spacer]《参考タックル》ロッド=ゼナック・アソートガホウジンAG-86アキュラ Jaffa TZ/リール=ダイワ・セルテート2500/ライン=ユニチカ・エギングスーパーPEⅡWH 0.8号/リーダー=ユニチカ・エギングリーダー50 2.5号/餌木=3.5号/アワビシート=ホッツ・アワビワークスシリーズ
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