【磯のヒラスズキゲーム】ストラクチャー攻略の考え方
一定方向の流れが生じることでストラクチャーが成立
過去に釣れたことのある方角からウネリが入ってこないだけでフィールドは沈黙する。その理由はとても単純だ。フィールドでは「正方向の流れ」と「その流れを助長させ、なおかつ遊泳力の弱いベイトを接岸させるサイドオンの風」と「ウネリ」の向きが合わさることでショアラインに一方向の流れが生まれる。そこで初めてストラクチャーとなりうるのだ。
決まったフィールドでデータを取る場合、一見よさそうなサラシでも「潮とウネリ、風向きは喧嘩していないか?」など、自然状況をしっかりと確認し、あらかじめ魚の有無を予想してポイントに入るべきである。それを繰り返すことによってフィールドを見る確かな目が養われる。
話は逸れてしまったが、ストラクチャ ーがハマるかどうかは流れとベイトしだいである。このため私はストラクチャーをそれほど重視していない。魚がいる場所を見つけた後、どうやって魚と呼吸を合わせるかという詰めの作業のときに、魚が潜むストラクチャーとの間合(距離感)を簡単に考える程度としている。
やる気のあるターゲットを見つけることができれば、ヒラスズキゲームはそれほど難しい釣りではないことはみなさんもご存知のはずである(そのぶんアプローチのセンスは問われるが…)。
未来の自分や後からくる人のために「同じポイントをたたき過ぎない」とか「自分のゲームとしての潔さ」などの余裕を持ち合わせることができたならもっとショアの釣りが楽しくなるはずだ。
[spacer]※上記のリンク先にある「磯のヒラスズキゲーム・安全とマナーについて」を必ず読んでいただき、ルールやマナーを守り、安全対策をしっかりと講じたうえで事故やトラブルのない釣りをお楽しみ下さい。
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