【メバリング】スプリットのタイムラグを生かして強風下でもナチュラルにアプローチ | SWマガジンweb | 海のルアーマンのための総合情報メディア - Part 2

メバリングの大敵とされる強風時に釣果を上げる実践的手法

状況に応じた戦術

岸に当たった潮が沖からの潮とぶつかる場所やメバルがライズしているポイントはヒットの可能性が高くなります。そのようなポイントではリトリーブスピードを落とすようにしましょう。ライズしている場所というのは、岸壁では後方から明かりが落ちているポイントです。ここではメバルが下からベイト(ルアー)を見上げたときにシルエットが強調されます。つまり、メバルにとっては餌を認識しやすい場所なので良型がイージーにヒットしやすくなります。

メバリング・強風・スプリットショットリグ5
潮をしっかりと読んでアプローチすれば良型メバルのヒット率も高まります。

風が弱いときはシンカーを外し、浮力が高いタイプのフロート(アタリウキ)をセットします(アタリウキは視認性の高いタイプならワームの位置が分かりやすく、サソイもかけやすいのでおすすめ)。そして、ウキからワームまでの距離は50㌢ほどとします。これで2段バリならタケダ式フロートリグになるのですが、今回紹介しているパターンではスプリットからの応用ということで1段バリとしています。

当て潮のときはリグをなじませてから流速よりやや速く引き、いったんワームを浮かしてシルエットを見せてからフォールさせます。このときもタケダ式と同様にロッドティップを左右に小刻みに振りながらリトリーブすると、水面に落ちているラインとウキが波紋を出し、水面にベイトがいるシーンを演出することができます。

一度にトレースする距離は50㌢とし、上ずっているメバルに対してフォールでバイトを誘発するパターンとなります。ライズするのは小型が多いですが、最もよい場所では意外な大物がヒットすることも。また、潮が緩くて風が弱い場合はロッドを立て、ラインで風を受けてワームを水面で滑らせるアプローチも有効です。

海面の変化からメバルのつき場を把握

潮の変化を見つけるのもメバル攻略の近道となります。それを判断するうえでは水面の変化に注目しましょう。岸壁に波が当たって泡が発生するときには、潮が払う場所では沖に出ますし、押しの強い場所ではヘコみます。さらに湧き潮の場合は波が立ちにくくて鏡状になります。

他にもメバルは明かりの境界でも潮しも側で待機して流下物を待っていることが多くなります。港内でも三角波ができて風で砕ける場所ではサラシと同様に考え、表層の泡が発生している場所を狙うと効果的です。

メバリング・強風・スプリットショットリグ6

《参考タックル》リール=スピニングリール2000番/ライン=PE0.2号(サスペンドタイプ)/リーダー=フロロ3Lb(1.5㍍程度)/フック=ティムコ・TMC102Y ♯9、♯11//オモリ=ゴム張りガン玉3B(約1㌘)/フロート=シマノ・ソアレ タイディ1.3㌘/ワーム=ヤマシタ・ワームバケⅡシラス8号

 

フロート(アタリウキ)

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