【Rambling a gogo!! vol.３】美味で楽しいムツゲームに夢中

アプローチ方法

ハードルアーやソフトベイトなど状況に応じたルアーセレクトが楽しめて自由度の高いゲームだと感じているが、今回はアジングタックルでジグヘッドリグを操作して底層付近を重点的に狙った（ジグヘッド２㌘＋ワーム２㌅がメイン）。ムツが目視できるときは近距離をサイトで、見えないときはブラインドで沖めの底層を探るというパターンだ。

アプローチはリグを底まで沈めた後、軽くアクションを加えてテンションフォール、もしくは水平移動で食わすというイメージ。特に難しい釣り方ではないが、口を使うタイミングを掴みづらく、気難しい魚というイメージが強い。というのもサイトで狙っているときの反応を見ると、一定の距離を置いてリグを追尾してきて食うときは勢いよくバイトするのだが、足もと付近まで追ってきて直前で見切られることが多かった。

理由は掴めないが、活性が低いときはじっくり見せ過ぎるとバイトに持ち込めない印象を受けた。それでも反応があるなら食わせにかかるのがアングラーのサガというもの。ジグヘッドのウェートを細かく調整したり、ワームの種類をかえて波動の強弱による反応の違いをうかがったが、「食うときは食うし、食わないときは食わない気難しいヤツ」というイメージは拭えなかった。

ただ、その中で最も反応がよかったのはダートタイプのリグ。リアクション的に誘うとよく口を使った。まづめどきの高活性時はもちろん、日中に好反応を得た場面もあった。

ヒットパターンとしては３～４回ほどダートさせた後のテンションフォールや水平移動時にバイトしてくることが多かった。大きな素早い動きで見切られないようにするのも一手である。

さまざまなルアーで狙える自由度の高さも魅力。

ラインブレイク対策

ムツを狙ううえで避けられないのがラインブレイクだ。ムツは上下に鋭く並んだ歯で獲物を捕らえる。20㌢ほどの魚でもリグを飲み込まれたり、結び目付近にバイトされるとラインが一瞬で切れてしまう。もちろん、ラインを太くした方が切られにくいが、個人的にはナチュラルなアクションを損ないたくないのでフロロ1.5号のリーダーをメインに使用している。それとラインブレイクを軽減するもう１つの対策はバイトした瞬間に合わせを入れること。切られないようにフックアップして、切られないようにファイトするというスリルを楽しむのもムツゲームの魅力だと感じている。

なお、歯の鋭い魚だけに取り込んでフックを外すときもフィッシュグリップとペンチを使うなどしてケガのないように楽しんでほしい。

この鋭い歯には注意が必要。

使用タックル

【ロッド】
Go-Phish・ul-76 Power Seven

【リール】
ダイワ・セルテート2004CH
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【ライン】
サンライン・スモールゲームPE-HG0.3号
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【リーダー】
サンライン・トルネードVハード1.5号
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【ジグヘッド】
JAZZ・尺HEAD DX マイクロバーブ D type1.5～３㌘
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【ワーム】
ドリームアップ・グリリン1.6㌅
ドリームアップ・D.D.8 1.5㌅、２㌅
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【中瀬直行・プロフィール】

年間を通して多彩な魚種が狙える南紀・串本エリアを中心に、波止回りのアジ・根魚・チヌから磯のヒラスズキや青物までジャンルを問わずに旬のターゲットを追いかけている生粋のマルチアングラー。