【マニアな仲間たち vol.2】新たなターゲットの可能性を探るべく小笠原・母島へ | SWマガジンweb | 海のルアーマンのための総合情報メディア - Part 4

【マニアな仲間たち vol.2】新たなターゲットの可能性を探るべく小笠原・母島へ

釣りの感覚を取り戻させてくれるフィールド

6日、7日めは大好きなハマダイ狙いで出航。2日間通して釣れたのは小型ばかりで、狙っていた10㌔を越える大型には出会えなかった。

その中で餌で釣れるタイミングとジグで釣れるタイミングがはっきりとわかれていることがわかった。ジギングで狙って釣れないタイミングも魚がいないのではなく、ジグで釣れないタイミング、時間帯なのではないかという新たな疑問が生まれた。ジグの使い方をかえればもう少し対応できるかもしれない。いずれにしても次回の楽しみが増えた。

  • 楽しみにしていたハマダイ釣りは小型ばかりだった。
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最終日となる8日めは大雨に見舞われた。一時は息が詰まりそうな大雨に逃げ出したい想いだったが、旅の最後に8㌔ほどのシマアジが釣れてくれた。雨に負けて竿を置いていたら出会えなかった魚だった。船長からは「10㌔を越えていないから『オオカミ』とは呼べないな」と辛口のコメントをもらったが、うれしい1匹となった。

小笠原母島 メカジキ・カンパチ11

雨の中でシマアジがヒットした。

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母島にくると短期間に多くの魚と出会うことができる。50歳を過ぎてくると感覚が鈍ったり、体力が落ちたり、釣りのスキルが落ちてくるように感じる。しかし、この島にくることで釣りの感覚を取り戻しているように、ここ数年で思うようになった。新しいターゲットを見つけたり、それを釣る方法を考えたり…。豊かな海が残っていることでよい発想が生まれる。少し進化した道具を手に、鈍った感覚を取り戻しに来年もこの島に帰ってこよう。


【西本康生・プロフィール】

青物から水深1000㍍に潜む深海魚、キハダマグロ・アカムツ・淡水魚まで、魅力あるターゲットとの出会いを求めてスローピッチの可能性を深く探求するアングラー。未知のターゲットにアタックするうえでパイオニアとしての苦難と喜びを味わいながらジギングの楽しさを発信し続けている。

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