スローを極めて攻め手を拡大【完全無欠の食わせ術】《PART5》VSチヌ
スロー領域の考え方
チヌのトップゲームにおける基本アクションはドッグウォークやストップ&ゴーを織り交ぜてスピードに変化をつけるというもの。これで魚との距離を詰めてバイトを誘発する。チヌは遊泳力に優れているわけではないので、速い動きにはついてこられないときもある。したがってスローなアクションをメインにして誘うのが得策だ。
ただし、キビレはチヌよりも遊泳力が高く、少し速めのスピードにも反応するので覚えておきたい。ひとことにスローアクションといっても人によって感じ方や動かし方は違うと思うが、私自身は以下のようにスローを細分化して考えている。
①ミディアムスローなドッグウォーク…魚にルアーを見つけてもらうことを目的にスローよりも少し速いスピードでサーチする。
②スローなドッグウォーク…ルアーが魚の視野に入ったり、気づいたりして何かしらの反応を見せたら徐々にスローダウン。魚との間合いを詰める。
③デッドスローなドッグウォーク…移動距離を抑えることを念頭に置いたうえでの180度テーブルターンやシェイクなど。魚がルアーをチェイスしだしたときに距離を詰めてバイトを誘発する。距離が縮まらないときほどルアーの移動距離を抑えるようにすれば魚もバイトしやくなる。チヌが知らぬ間にルアーに追いついてバイトしてしまったという、リアクション効果もあるのではないかと感じることが多々ある。
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