【磯のヒラスズキゲーム】春シーズンの楽しみ方は?
波高の推移を考えて沖磯へ釣行
3月に入りいきなり春の嵐が訪れたため、2日後の週末にヒラスズキ狙いで磯への釣行を計画。しかし、翌日にはシケのピークが過ぎ去り、釣行当日の福岡・玄界灘沿岸部では波高1.5㍍まで落ちる微妙な状況にあった。
通過した低気圧の余波はウネリとなって多少残ると予測できたが、いかんせん波高1.5㍍のサラシということで近郊の地磯は厳しいと判断。そこで渡船利用による沖磯への釣行を視野に入れてリサーチ開始。比較的ウネリが残ると思われるエリアは低気圧の進路方面と推測し、福岡より北に位置する下関沖の響灘に浮かぶ「蓋井島(ふたおいじま)」という離島をピックアップした。下関気象台の予報をチェックすると、釣行当日は「東の風、波高2㍍のち1.5㍍、ウネリを伴う」とのこと。玄界灘から関門海峡を挟む響灘エリアは前半で0.5㍍ほど高い波予報にあり、沖磯である当地ならばサラシは継続すると予測してここを釣行先に決めた。
蓋井島は関門海峡にほど近い下関沖北西約20㌔に位置し、空撮ではひょうたん形の地形が特徴的である。島は南側に漁港を構え、ヒラスズキポイントは外洋に面した北東部から南西部にかけて広範囲に連なり、漁港周辺以外の磯場はほぼ陸行不可。外洋エリアへ出る手段は瀬渡しに限られる。
釣行前日、今回お世話になる「黒潮丸」の船長に状況を確認すると、明日は朝一定刻で出船するとのこと。また、電話をしたその日はウネリが強くて出船しなかったとのことであった。その日の予報は「西風やや強く、波高2.5㍍のち2㍍」。地磯ならばよさげなサラシが推測されるが、沖磯となれば厳しい状況も想像できた。
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