【オフショアゲームのジョイント理論《PART2》】スローピッチジャーク×青物
フォール時の注意点
前述のように底を取り直す際のフォールも非常に重要だ。クラッチを切ってジグを落とすときはジグを止めずに最終のシャクリ後のフォールの延長としてクラッチを切ってスムーズに落とすと、追尾してきた魚が2~3秒後にドンと乗るということもしばしばである。おそらくジグを落とし直す際に止めてしまうと、その時点で見切られてしまうのだろう。
さらに、ジグが着底する寸前もバイトのタイミングである。前述のように海底も青物にとっては捕食に有利な壁だ。マーカー入りのラインを使用すれば着底のタイミングがわかるので、そこで強めにサミングしてゆっくりと落とすようにフォールスピードを調整すれば着底の寸前か、着底後の最初のシャクリでヒットする可能性もある。
ジャーク間、ジャークから底を取り直すフォール、着底と通常ならジグが止まってしまう瞬間を次のアクションへの繋ぎととらえることで食わせのタイミングを何倍にも増やすことができる。また、感覚的な話ではあるが、ジョイントや食わせの間がうまく演出できているときはジャークしていても気持ちいいものだ。それは常にリズムよく、竿先に一定の負荷がかかっているからだと思う。そんなわけでみなさんも気持ちよくアプローチすることを心がけてほしい。
[spacer]《参考タックル》ロッド=ビート・プロパゲートシリーズ/リール=シマノ・オシアジガー各種/ライン=シマノ・オシア EX8 PE1.2~2号/リーダー=クレハ・シーガー5~8号/ジグ=ビート・ブースF、トリガー160~200㌘
(SWゲームフィッシングマガジン 2015年4月号より)
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