【メバリング】サスペンドする気難しい個体に口を使わせるには…? | SWマガジンweb | 海のルアーマンのための総合情報メディア - Part 4

【メバリング】サスペンドする気難しい個体に口を使わせるには?

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見切りの目安

たとえば1㌘のジグヘッドなら、以下のような流れで釣りを進める。

①真正面にキャストしてスローリトリーブやフワフワアクションで表層をトレース。

②潮の流れがわかったら今度は潮かみからトレースする。

③潮かみからときおりシェイクで誘いながら、リールは巻かずに手前に向かってジグヘッドをカーブフォールさせてサーチ。

④小魚をイメージし、潮しもからときおり小さなシェイクを入れながら引いてくる。

⑤トゥイッチなど、しっかりとしたアクションで表層、宙層、ボトムを順に探る。

⑥明暗を意識して探る。

⑦消波ブロック帯なら際をトレースする。

⑧底をきちんと取り、起伏を感じながら巻いてみる。

この程度まで探って反応がなければ0.4㌘など、異なるウェートを使った他の釣りに移行する。ただし、それまでにライズがあったり、水面に波紋が確認できるようなら早々に移行することも多い。また、1㌘でショートバイトがあるなど、魚は見つけたものの食わせきれないようなときも0.4㌘に切りかえるタイミングだ。

そして、フロートリグでよくあるのは0.4㌘で連発していたのに、潮流が速くなってアタリがでなくなるというパターン。この場合、まずはラインテンションのかけ方やトレースコース、角度を工夫してベストなスピードで漂わせられる方法やポイントを捜す。岸と平行に近い角度でトレースするというのもアリだ。

それでアタリがないときは、たとえばジグヘッドを0.7㌘に変更し、ワームはそのままで落ち着かせて漂わせるようにしてみる。これでも反応がなければウェートをさらに上げてロッドワークによるアクションを織り交ぜながら巻いてみたり、ワームをシャッド系にしてラインテンションをかけ気味で巻いたりする。あるいは潮流よりも、少し頭を出した根の周辺をタイトにトレースするなど、ストラクチャー回りを中心に狙う。

それでもダメならフロート自体を沈めてさらに沖の潮の速い場所を探っていく。潮が速くなって群れが沈む場合もあるからだ。また、沖側に潮の緩むポイントが生じていることも想定できる。そうしたポイントと、レンジを探ることでメバルの群れを同じ立ち位置から追いかけていくことが可能だ。

メバリング マイクロベイト5

1つのウェートで反応がないからといってポイントを見切るのは早計だ。いろいろなウェートを試して状況にマッチしたパターンを捜し当てたい。

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ワンポイントアドバイス

引き抵抗の薄いリグを夜間に扱うということで、ビギナーの方にはなかなかイメージしにくい部分があるかもしれない。この点についてはリグがどのように動いているかを日中に確認するのが一番ではないだろうか。

ジグヘッドのウェートが違えば、何がどの程度かわるのか? 実際に目の当たりにすると、想像とは違うことがたくさんあるかもしれない。飛距離も確認できるし、ワームの違いによるフォールの仕方やスピードも目で見てわかる。プラグを投げてみれば極軽量ジグヘッドの釣りとの共通点も見つかるはずだ。

もし、メバルがいれば、ステイさせているワームにじっくりと近づいて鼻先まで迫ってきたにもかかわらず、見切って後ずさりするシーンが観察できるかもしれない。アクションを入れた瞬間に隠れる個体や逆に飛びついてくるヤツ、やる気のなかった群れが急にアグレッシブになったり、風が吹いて水面がユラユラとザワついた直後に姿が見えなくなったり…。

リグの操作もさることながら、それ以外の面でもナイトゲーム攻略のヒントになることがたくさんある。イメージがつかめないと感じている方には日中の釣りが特効薬になるかもしれない。

(SWゲームフィッシングマガジン 2015年3月号より)

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