【メバリング】サスペンドする気難しい個体に口を使わせるには…? | SWマガジンweb | 海のルアーマンのための総合情報メディア - Part 2

【メバリング】サスペンドする気難しい個体に口を使わせるには?

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リグ選択

私の場合、消波ブロック帯など潮通しのよい釣り場でジグヘッド単体の釣りをするときは、キャロヘッド0.4~1.6㌘、コブラ29やスイミングコブラ0.6~1.5㌘を使用している。ワームはQ.S.Sマイクログラブ ファットドリフト1.25㌅やウミゲラ1.2㌅といったショートなものと、2㌅クラスのストレートワームを用いる。

ゴロタ浜や人工海岸などのシャローをフロートリグで狙う場合はキャロヘッド0.4㌘+ウミゲラ1.2㌅の組み合わせを中心に、ジグヘッドはキャロヘッド0.7~1.6㌘、コブラ0.6~1.4㌘、スイミングコブラ0.75~2㌘あたりまでを用意。他にもマイクロダーター1.5㌘や3㌘も使用する。

また、PEラインとの結束によって生じるリーダーの余り糸を利用したFシステムではフロート自体の浮力を微調整する。たとえば、シャローフリーク10.5㌘ならエンドバランサーを抜いて0.6㌘のネイルシンカーを入れると浮力ゼロ状態となる。さらに、0.9㌘や1.3㌘とウェートを増やすことで、スローシンキング、ファストシンキングといった具合にアレンジできる。ジグヘッドのウェートとも組み合わせるので、それこそ0コンマ数㌘の調整が重要になってくる。

使用する順番

ジグヘッド単体の場合、ウェートはポイントをひと通り探るために1㌘あたりから始めることが多い。これで反応がない場合、また水面に波紋が確認できたり、ときおりライズがあるなど、魚の気配があるのにバイトがない(少ない)と感じたときはウェートを落とす(キャロヘッドなら0.4㌘といった具合に…)。

ライトゲームに使用するワームの素材やボリュームの影響か、0.4~0.5㌘というジグヘッドのウェートはそれ以上のものとはまた違った釣りが実践できる。特にキャロヘッドは漂わせやすく、引き抵抗の強いコブラやラウンド型とは異なる非常に静かなアプローチが可能となる。

逆に、フロートリグの釣りでは0.4㌘のジグヘッドが基準となる。沖をスローに攻められるのが強みであるため、極軽量ジグヘッドの浮遊感を武器にアプローチするのが基本だ。海藻の上にサスペンドしたり、潮流の中、水面直下まで浮いたりするメバルの習性に照準を合わせたアプローチパターンである。

そのため、潮流に漂わせるドリフトや緩い流れの中でステイに限りなく近いデッドスローを演出するパターンが基本となる。

ただ、潮流が速い状況では0.4㌘のジグヘッドでは落ち着かせることができずにハマらないこともある。また、そうした速い流れの中にいる個体は多少の遊泳力を持った小魚を意識していることも多い。そのため、グリグリと巻くパターンやしっかりとしたアクションを交えた釣り方がフィットすることもある。

ジグヘッドのウェートを1㌘以上にしたり、コブラ29など引き抵抗があり水中で存在感のあるヘッドにかえる。ワームもアピールの強いシャッド系と組み合わせるのもいい。また、ストラクチャーやブレイクといった地形や海藻のつき方が変化する場所を意識して通してみる。そうした変化は比較的、近距離に存在する場合もあるので、手前まできっちりとトレースするのもいいだろう。

磯や沖向きの波止など水深と流れのある場所でフロートを沈めてレンジを探るときはジグヘッドを重くしたり(1.6㌘など)、フロートの残浮力を調整してリグを沈める。キャロのスピードでは反応しない個体を、あくまでスローフォールの範疇で狙いたい場面に持ってこいのアプローチだ。

メバリング マイクロベイト3

フロートを沈ませるパターンでは深場や流れの速いポイントでもスローフォールを演出できるのが特徴だ。

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