【メバリング】ベイトの遊泳力を考慮して適正なリグセッティングを選定
ウェート使いこなし術
軽量ジグヘッド(0.6~1.25㌘)はスローに誘う目的で用いることが多いが、ウェートが軽ければ当然飛距離が落ちる。そこで、メバルの定位する場所も加味してウェートを選定する必要があるわけだ。そうなると、フロートやキャロライナリグという選択肢もでてくるが、今回はあくまでもジグヘッドリグに限定して話を進めていきたい。
ジグヘッドリグによるアプローチはゆっくりとした動きを演出するパターンと、キビキビとした速い動きを演出するパターンに大別できる。以下ではそれぞれの釣り方について説明しよう。
ゆっくりとした動き
ワームをメバルに見せて餌だと判断させ、バイトを得るパターン。このアプローチには1.25㌘以下の軽量ジグヘッドが向いている。具体的には1㌘を基準に0.6~1.25㌘の間でウェートを調整するといった具合だ。
まさにアミパターンを攻略するのに最適なアプローチである。フォールもしくはリトリーブでターゲットを誘うのだが、その際のフォールスピードとレンジ、飛距離がキーポイントになる。海中に漂うベイトを模したナチュラルなアクションを演出することが重要なのでフォールスピードはできるだけ遅くする。
ただし、目的のレンジまでいち早くフォールさせたい、もう少し遠投したいなど、ウェートを上げなければならない状況は必ずでてくる。そもそも釣りの効率を考えると、ウェートが重いほど手返しがいいわけだ。ライトリグにおけるウェート調整というのは、釣りの効率化と魚が口を使ってくれる場所を捜していく作業といえる。それを実践するうえで私にとって使い勝手のよいウェートが0.6~1.25㌘となるわけで、これはエリアや狙う魚のサイズによって多少前後すると思う。
狙い方については、基本的にはタダ巻きでOK。キャスト後はメバルのいるレンジまでリグを落とし込み、その層をキープするようにトレースする。魚の活性が低くてバイトが得られないようなら、カーブフォールを織り交ぜて誘うといいだろう。それでもダメならウェートを軽くするなどして対処する。逆に活性が高くてジグヘッドが重くてもバイトしてくるようなら、効率を重視してウェートアップする。
キビキビとした動き
1.5~4.5㌘のジグヘッドを使用し、マイクロワインド釣法で効率よく探る。これはロッドワークでリグを動かしてメバルを誘うメソッドであり最近多用している。
具体的な釣り方は2~4回ほどトゥイッチを入れた後にカーブフォールというパターンを繰り返す。魚の反応によってはカーブフォールをフリーフォールやリトリーブに置きかえて誘うといいだろう。レンジはボトムから表層まで幅広く対応可能だが、せっかく重いジグヘッドを使うのだからボトムからミドルレンジを攻略する際に用いたい。
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