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【メバリング】ベイトの遊泳力を考慮して適正なリグセッティングを選定

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メバリング ベイト1

アタリがあるのにヒットに持ち込めない。そんな状況を打破するのもメバリングの醍醐味だ。この場合、コンマ数㌘の違いでバイトの質がかわるということを念頭に置いて挑めば…!!

馬上憲太朗

シビアなウェート調整は必須

「バイトはあるのになかなかフッキングに持ち込めない…」という状況は誰もが経験していると思う。そのようなときはリグウェートの選定が間違っていたり、トレースレンジが少しズレていたりすることが多い。私自身もそのようなシチュエーションに何度も遭遇し、リグのウェート変更で多くの場面を克服することができた。

その原因についてはベイトに起因するものと、魚自体の活性に起因するものがあげられる。前者についてはあらかじめシーズナルパターンに当てはめて考えておくと、予測して攻略することができる。厄介なのは後者であり、こればかりは実釣で魚の反応を見ながら調整をするほかない。

たとえば、ジグヘッド単体でアミパターンを攻略するときのことを考えてみよう。この場合は軽量ジグヘッドを用いるのがセオリーであり、多くのアングラーはパイロットとして1~1.5㌘クラスのジグヘッドを使用するはずだ。私の場合は1㌘でスタートすることが多い。そして「バイトはあるのにフッキングしない」という状況に見舞われると、0.6㌘にウェートを落とすことでヒットに持ち込めるケースが多い。

これはほんの一例であるが、たった0.4㌘の違いでバイトの質がかわるということを念頭に置いておきたい。

豊富なジグヘッド&ワームを用意

ジグヘッドとワームの組み合わせは多岐にわたるが、まずは代表的なベイトパターンにおいて、私がメーンに使用するジグヘッドリグの組み合わせを紹介したい。

●アミパターン…ホームの広島県下でも周年アミパターンが存在し、自身の中ではメバルゲームにおける基本ベイトパターンという位置づけである。

よく使用するのは1.25㌘以下のジグヘッドとリアル系ワームの組み合わせ。ジグヘッドは1㌘を基準とし、魚の反応を見て0.6㌘や1.25㌘に変更する。ワームは簡刺しワームアミをベースに、簡刺しワームモエビや簡刺しワーム虫を魚の活性に応じて使いわける。

●小イカパターン…広島県や愛媛県など、瀬戸内の西部で見られるスルメイカの幼生を偏食しているパターン。使用頻度の高いジグヘッドのウェートは0.6~1.5㌘。小イカはアミと比べて遊泳力が高いからか、少々ウェートが重くてもメバルは口を使うことが多い。それでも基準となるのは1㌘であり、これを表層でトレースする。ワームは簡刺しワームストレート2㌅やスパーク40といった波動の弱いものを使用している。 

●イカナゴパターン…春先の産卵を経て孵化したイカナゴがメーンベイトとなる。この時期の瀬戸内エリアの代表的なパターン。イカナゴはアミや小イカよりも遊泳力が高いため、3㌘程度のジグヘッドでも口を使わせられることがある。ワームはスパーク40、または簡刺しワームストレート2.8㌅を使用。アプローチは前者ならワインド、後者ならリトリーブとなる。

以上のようにジグヘッドのウェートを選定するうえでは、まずはベイトパターンを把握し、そのベイトの遊泳力を考慮する必要がある。そのうえで魚の反応を見て調整するといった具合だ。

メバリング ベイト2

まずはシーズンやエリアごとのベイトパターンを把握することが重要となる。

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