【SHORE SNIPER vol.4】ロックショアゲームを楽しむ心構えと意識について | SWマガジンweb | 海のルアーマンのための総合情報メディア - Part 2

【SHORE SNIPER vol.4】ロックショアゲームを楽しむ心構えと意識について

磯の釣りで重要な洞察力・判断力・想像力について

当たり前のことですが自然を相手にする釣りでは毎回状況が異なります。特に磯の場合はフィールドの特性上、危険度もアップするので細心の注意が必要です。目の前の海はどういう状態なのか? 潮は上げていくのか、下げていくのか? 流れの状況は? 風はどの程度吹いていて、以降は強くなるのかおさまるのか? 大きな波が押し寄せているのか、凪いでいるのか? 波やウネリの大きさや種類(風波など)、向きは? これらについて天気予報などで事前情報を得て釣行し、フィールドでは自分の目で見て判断し、以降の変化を予測します。そして、決してマニュアルに沿って行動するのではなく、自分自身で考え、判断して行動しなければなりません。それは各アングラーによって経験、スキル、体力、装備などに違いがあるからです。魚が釣れるかどうかにも繋がる部分ですし、何より安全に釣りをして無事に帰るということが大前提です。

冒頭でお伝えしたように先日私のホームエリアでちょっとしたアクシデントが起こりました。初めてその場所を訪れたアングラーがウェーダースタイルで磯にエントリーしようとして浸水。何とか磯に上陸したものの気温0度の中で濡れたまま釣りをして低体温症となり、自ら救難要請を出して救助されました。

私はその場にはいませんでしたが、釣友が救助に関わりそのときの模様を詳しく教えてくれました。思いもよらぬアクシデントや想定外のことは誰にでも起こりえることですが、彼は上げ潮で浸水してもなぜ引き返さずに進んでしまったのでしょうか? 寒い中、なぜ濡れたまま釣りを継続したのでしょうか? 想像力を働かせて釣りをしたい欲求を抑えていたら防ぐことできたアクシデントだったと思います。

磯のヒラスズキゲーム 安全性3

救難活動の模様。

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