【磯のヒラスズキゲーム】ラインテンションの調整がキャッチ率アップのキモ‼
フックの掛かり具合からバイト時の状況を考察
ラインテンションをしっかりとコントロールしてキャッチしたヒラスズキはフックをくわえて内側から刺さった状態になっている。また、マレにルアーを完全に吸い込んでいることもある。
一方で口の外側からフックが刺さっている場合はバイトの際に口中へルアーが入らず、反転したときに外側からフッキングしたと推測できる。ただし、これはファイト中に他のフックが刺さることもあるため、すべてをパターン化することはできない。しかし、ヒラスズキの外アゴは一部を除いて非常にかたいのに対し、口内は刺さりやすくて外れにくい。なお、フッキング動作はアタリの直後に合わせ、さらにヒラの重みが乗ってから追い合わせを入れて確実にフックを貫通させる。
フックやリングを変更してルアーウェートを微調整
テンションコントロールを際立たせるためにレンジやリトリーブスピードを考慮してルアーの浮力を調整する。たとえば、スローリトリーブを要する潮流の中で1㍍弱のレンジをキープするには浮力が高いフローティングミノーよりもシンキングミノーが扱いやすい。さらに、ウェートの微調整を可能にする手段として、釣り場ではフックとスプリットリングのサイズを変更する。フックはあらかじめリングウェートも考慮したうえで数サイズをルアーにセットしておく。
さらに、詳細に考えると先の場面で0.5㍍のレンジに的を絞るなら、フローティングミノーに対してフックをワンサイズアップすることで浮力低下が生じ、テンションをかけ過ぎずにレンジキープと遊泳姿勢を保つことができる。
浮力が高いノーマルのままではレンジキープや深度を増したいときにテンションを強める必要がある。しかし、前述のようにウェートを微調整すれば適度なテンションがキープでき、バイトを引き出してスムーズにフッキングに持ち込める。
[spacer]《参考タックル》ロッド=MCワークス・ブラック&クローム116SH/3、MCワークス・ワイルドブレーカー109HR/S/リール=ダイワ・ソルティガ3500H/ライン=デュエル・エックスワイヤー8 2号/リーダー=デュエル・ハードコアパワーリーダーCN40Lb/ルアー=デュエル・ハードコアミノー170F、170S、アダージョ105ヘビー
(SWゲームフィッシングマガジン 2016年3月号より)
※上記のリンク先にある「磯のヒラスズキゲーム・安全とマナーについて」を必ず読んでいただき、ルールやマナーを守り、安全対策をしっかりと講じたうえで事故やトラブルのない釣りをお楽しみ下さい。
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