【ボーダレス×烏賊人 vol.2】 2018年の初アオリイカを求めて南紀・串本へ
例年ならとっくにキャッチしているはずの初アオリイカだが今年は…。ともあれ、そろそろ釣果を上げないといけないってことで気合いを入れてアタックしたところ…
Text & Photo 武宮隆史
ますは水温が安定したシャローエリアに狙いを絞る
2月初旬、高速道路に乗って南下。例年ならとっくに出合えているはずの新年初アオリイカを求めて南紀串本エリアへの釣行だ。数年前までなら冬だろうが、極寒だろうがお構いなしにガンガン釣行していたが、今はとにかく寒いのがほんとにツラい…。
歳を重ねるとかわるものだ。釣行ドライブのお供はミュージック再生からラジオ番組になり、あまり食べなかった甘いお菓子も今では大好物。そうそう、テレビ番組なんかは街ブラものしか見ないもんね!! あっ、後はネイチャーもの。動物や子ども関連のものを見ちゃうと最近涙もろくて…って、何の話してたんだっけ? てなことでブ~ンと高速道路終点である周参見エリアに到着。さらに海岸線を進んで串本方面へと向かう。
途中で最近調子のよい高富エリアの地磯に寄り道。潮位の関係でヒザ下まで入水しないとポイントに辿り着けないが、アオリイカが餌を求めてシャローエリアに入ってきているかもしれない。そんな「カモしれない運動?」で地磯の先端に到着。ここは大きな湾の最奥付近に位置し、沖には岩で形成された自然の防波堤のようなものがある。波風やウネリには比較的強いポイントだ。しかも、盛期には沖側に海藻のホンダワラとアマモが混成する。黒潮が離岸傾向にある2018年2月現在、水温が比較的安定しているであろうロケーションと春を意識した個体がシャローエリアにコンタクトしているのではないだろうかという考えからのポイントセレクトだ。
ポイントは潮位が高く、水面に小さなゴミが風波で吹き寄せられてアオリイカの餌となるベイトフィッシュが期待できる状況である。実際にベイトの姿は確認できないが、前回の釣行でトウゴロウイワシとそれを追うゴマサバ?やソウダガツオ?系は確認できている。水深はそれほど深くないが、広範囲のサーチと手返しのよさを考えて4号サイズの餌木をキャスト。風や波ウネリの影響を受けることが多いこの時期、和歌山では自重のある4号サイズの餌木がパイロットとなる。
扇状にロングキャスト&ジャークを繰り返すが、期待に反してまったくの無反応…。さらに、浅い岸寄りのシャローエリアをサーチするも結果は同じでベイトフィッシュの姿すらない。「足が濡れただけだったな…」とアオリイカがいない確認終了。とりあえず次、次!!
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