磯のヒラスズキゲーム・厳寒期のテクニカルノート【PART3 ハイテンポシューティング】
ランディング
ヒット後はていねいなドラグ調整とポンピングで寄せればよいが、問題は荒海でのランディングである。ファイト中は舞い上がってアングラーの視界が極端に狭まり、海況や足もとへの注意が散漫になるので注意したい。安全に取り込むためには事前にランディングまでの流れをイメージしておくことが重要だ。
海面が荒れていないポジションを見つけておき、そこに魚を誘導するのが理想だが、見つからない場合は怖がらずに一気にズリ上げてもOK。それでバラしたとしても「これがヒラスズキ釣りだ‼」と胸を張って自慢していただきたい。
キャッチ後はロッドを雑に放り投げたり、ティップが曲がったまま魚を運んだりすると折れたロッドで記念撮影となる場合があるのでご注意(経験談)。また、個人的には玉網やロングギャフの持参はおすすめしない。磯歩きの邪魔になって危険をともなうこともあるからだ。私はフィッシュグリップでキャッチできる環境だけで楽しんでいる。
注意点
ヒラ師はここぞとばかりに強風下のポイントに向かうが、突風でバランスを崩して転倒する事故も多い。足場のわるい磯場はもちろん、安全そうに見えるゴロタ浜でも頭を岩にぶつけると大ケガにつながることもあるので注意したい。
また、入念な準備運動も重要だと考えている。なぜか準備運動をしているアンングラーを見たことがないが、それでケガをしないのが不思議と考えて十分に体をほぐしておきたい。
(SWゲームフィッシングマガジン 2014年2月号より)
[spacer]※上記のリンク先にある「磯のヒラスズキゲーム・安全とマナーについて」を必ず読んでいただき、ルールやマナーを守り、安全対策をしっかりと講じたうえで事故やトラブルのない釣りをお楽しみ下さい。
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